ドイツ日産と独メディアによる共同チームがニュルブルクリンクの森に挑む
- ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レース -
5月22日 ニュルブルクリンク(ドイツ)
ドイツ日産はニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦3年目となる2009年、ドイツの自動車専門誌「アウト・ツァイトゥング」との共同企画によるチームで、5月23日、新型「フェアレディZ(欧州名・NISSAN 370Z)」でレースのスタートを迎える。7月から始まる販売店への市販車供給に先立ち、英国のモーターレーシング専門会社・RJNモータースポーツは、開発日数わずか100日間で、鮮やかな黄色に彩られたレースカーを仕立て上げた。
SP6クラスに参戦する黄色の「フェアレディZ」は、約385馬力を発生する3.5リットル・V6エンジンを搭載。また、昨年の「NISSAN 350Z」と同様、BBSホイール、ビルシュタイン(サスペンション)、ダンロップタイヤ、ヘラ(ヘッドライト)、レカロシートなどのコンポーネンツを装着する。
デビュー戦のスタートを前に、フェイアレディZは既にニュルブルクリンクサーキットを2回走行。元DTMチャンピオンのカート・ティームと共にチームメイトとして2009年、このレースに挑むのは、アウト・ツァイトゥング誌の編集者、ホルガー・エックハルト(ドイツ)、レーシングドライバーのアレックス・バンカム(英国)、「グリップ」(ドイツのTVチャンネル・RTL IIの自動車番組)のアンカーマン、マルメディ・マティアスの3名。
新型「フェアレディZ(欧州名・NISSAN 370Z)」による初のレース参加となるニュルブルクリンク24時間レースは、アップダウンの激しい1周約25kmもの林間コースを24時間走行する過酷な耐久レースとして知られており、今年で37回目を迎える伝統のイベント。市販車をベースにしたツーリングカーが主体のこのレースには、ヨーロッパの強豪チームを中心に約180台がエントリーする。
