WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは、6月に開催されるル・マン24時間耐久レースに向けて開発したローダウンフォース仕様の車両を公開した。5月2日に決勝レースが行われるシリーズ第2戦スパ・フランコルシャンでは、2台がこの新たなパッケージで走る。

 アウディは今季、昨年からは外観も大幅に変化したR18 e-トロン・クワトロの2台体制でWECにフル参戦。今週末に行われる第2戦スパ、そして6月の第3戦ル・マンには3台目のマシンも投入する。

 今週末のスパ戦に向けては、何台をル・マン仕様で投入するのかなどの詳細は明かしていなかったアウディ。スパの現場には、フル参戦している7号車と8号車をル・マン仕様で持ち込んだ。3台目の9号車は、開幕戦シルバーストンにも投入されたハイダウンフォース仕様となっている。

 これと同時にアウディは29日、ル・マン仕様の外観などを発表。公開された写真からは、フロントフェンダーを含むフロント部の形状が変更されるとともに、サイドポッドや、リヤウイング翼端板の支持部が特徴的なリヤのボディワークも変化していることが分かる。また、冷却システムやサスペンションにも改善が施されているということだ。

 アウディは過去2年、このスパ戦では3台目のマシンをル・マンに向けたローダウンフォース仕様で持ち込み、フル参戦の2台についてはハイダウンフォース仕様で臨んでいたが、今シーズンはまた新たなアプローチをとることになった。とはいえ、アウディスポーツのスポークスマンは、この選択でも不利はないのだと語っている。

「この組み合わせがスパにおけるデメリットになるとは考えていない。2台(のル・マン仕様)によって、ル・マンに向けた準備のためにより多くの情報を得ることができるはずだ」

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