WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは18日、ドイツのインゴルシュタットで来季からの車両規定に準拠した新たなアウディR18 e-トロン・クワトロのワールドプレミアを行い、レーザーライトを用いた照明技術などを明らかにした。

 アウディは先週、現行車両の名称を受け継ぐことなどを含め、来季のマシンについての情報を公開。V6ターボディーゼルエンジンに加え、運動エネルギー回生システム(ERS-K)と熱エネルギー回生システム(ERS-H)のふたつのハイブリッドシステムを搭載することなどを発表していた。

 18日に行われたワールドプレミアでは、新たなR18 e-トロン・クワトロの実車がゲストの前で世界初公開。エンジンの排気量やハイブリッドシステムの容量などは明らかにされなかったものの、レーザーライトを使用した新たな照明の搭載が発表された。メインとなるLEDライトを補完する形でブルーのレーザーライトを照射し、より均一に道を照らすことが可能になるという。また、この技術は市販車にも活用される計画だということだ。

「レーザーライトは、新たなR18に搭載された様々な技術革新のひとつだ」と語るのはアウディ・モータースポーツ代表のヴォルフガング・ウルリッヒ。一方で、現段階ではこれ以上の技術的な詳細は明らかにできないのだとコメントした。

「我々は2014年にかなり激しい競争に直面し、アウディ・スポーツにとっても1年を通しての挑戦になる。だから、初期の段階でこれ以上のことを明らかにすることはできないんだ」

 アウディは、来季もLMP1とDTMドイツツーリングカー選手権、そしてGTレースの3本柱でモータースポーツ活動を展開していく計画だという。WECでは、来季も2台のアウディR18 e-トロン・クワトロを投入するとともに、シリーズ第3戦として組み込まれているル・マン24時間には3台体制で臨む予定だ。また、LMP1からの引退が発表されたアラン・マクニッシュの後任を含め、ドライバーラインナップは後日明らかにするとしている。

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