シミュレーターでハースの新車を初めて「体験」したロマン・グロージャンは、いよいよF1のデビューシーズンを迎えるこのチームが、マシン開発の確かな基盤を作り上げたと感じている。

 チームがシャシー製作を担当するダラーラの本拠でマシンの最終的な仕上げにかかる一方で、グロージャンは2月22日からバルセロナで始まるテストに向けた自身のウォームアップも兼ねて、シミュレーターでの作業に取り組んでいる。彼らは来週15日に初めてニューマシンのエンジンに火を入れる予定だ。

 「バーチャルカー」に対するグロージャンの第一印象は良好で、進歩の出発点となる基盤はしっかりと据えられたことを確信したという。

 フランスのスポーツ紙「レキップ」によると、グロージャンは「フィーリングはかなり良かった。最初のうちは、スロットルレスポンスとかブレーキングでのエネルギー回生とか、いろいろと小さな技術的問題を解決する必要があったけどね。そうした問題が全て解消された後は、いい感じでドライブできたよ」と述べた。

「その後、ブレーキ、スロットルレスポンス、デフ、そして車高の変化が空力にどんな影響を与え、風洞での計算値と比較してどうか、といったクルマの基本的なセッティングの作業を進めてきた」

 とはいえ、シミュレーターでの経験と実車の初テストでの印象が大きく異なることもありうると、グロージャンは言う。
「シミュレーターでのフィーリングはひとつの目安にすぎない。でも、このクルマの素性はとても良さそうだと思う。シミュレーターが風洞でのデータにきちんと対応していることも分かった。ただ、実際に走らせてみると大きく違うというケースも時にはある。たとえばロータスでも、実車とシミュレーターでは全然別のクルマのように感じたことがあったからね」

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