2009年にWTCCに参戦して以来、モータースポーツ活動からは離れているアレックス・ザナルディが、2013年のデイトナ24時間レースに参戦を計画していることを明らかにした。
過去にロータスやウイリアムズからF1に参戦、1997年〜98年にはアメリカのCARTで驚異的な速さをみせチャンピオンを獲得したザナルディは、CARTに復帰した2001年に、ドイツのラウジッツリンクで行われたレースで大クラッシュ。両足を失い、出血多量で生死をさまよった。
しかし、不屈の闘志でリハビリを続けたザナルディは、2年後には義足ながらハンドドライブを可能にしたCARTマシンでラウジッツリンクを走行。2005年にはWTCC世界ツーリングカー選手権で優勝を遂げるなど活躍したが、09年以来ハンドサイクリングに転向。2012年のロンドンパラリンピック出場を目指している。
そんなザナルディは2006年にデイトナ24時間出場を計画したが、その時は実現せず。しかし今年、ザナルディはCART時代に所属したチップ・ガナッシのスポンサー、ターゲットのパーティに出席するため、アメリカのミネアポリスを訪れたが、この時デイトナ参戦の計画が復活したという。
「僕はまたモーターレーシングに戻りたい気持ちがあるんだ。ステアリングホイールを握っていないと寂しくてね」とイタリアのアウトスプリントに対して語るザナルディ。
「チップ・ガナッシの22周年のパーティをターゲットが催してくれたんだけど、ちょうどそこから帰ったところなんだ。それは素晴らしいパーティで、ジミー・バッサーやファン-パブロ・モントーヤ、ダリオ・フランキッティやスコット・ディクソンと一緒に過ごすことができたんだ」
「みんなそれぞれチップ・ガナッシにタイトルをもたらしてきた。僕らはCARTとインディカーで9回のタイトルを獲得してきたんだが、その上にインディ500での勝利やデイトナ24時間での勝利があるんだ」
「デイトナ24時間について話していたとき、『また一緒にやらないか?』というアイデアが出てきたんだ。チップ・ガナッシから生まれた5人のチャンピオンが集結するって訳さ。その時にはいい考えだと思ったんだけど、実はまだ何も決まっていないんだよ」
「でも、来年うまくいくだろうと思っているし、BMWとターゲットも僕らをサポートしてくれるはずだ。5人のチャンピオンたちの仲は深いし、アメリカでレースに復帰するのは僕にとってもいいストーリーになりそうだ」
ザナルディはまた、2007年の参戦を計画していた時よりも、現在の方が参戦に適していると語っている。
「当時はあまりいい条件ではなかったね。僕は(WTCC)でBMWと契約していたけど、ガナッシは当時レクサスエンジンだった。でもこの2年の間に、チームはBMWエンジンに変更したからね」
ザナルディはこのプロジェクトをガナッシに話したかと尋ねられ、「もちろん話したよ」と答えた。
「ただ繰り返しになるが、まだプランを考え始めたばかりなんだ。ロンドンパラリンピックが終わったらまたゆっくり話をしようか」
