WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタのレースディレクターを務めるロブ・ルーペンは、ル・マン24時間に向けてチームは現在は劣勢に立たされているのだと語っている。

 昨年はシーズンを通して速さを見せ、最終的には8戦中5勝を挙げてダブルタイトルを獲得したトヨタ。ただ今シーズンは、開幕戦シルバーストンでは3位を獲得しているものの、第2戦スパはライバル勢と比較して厳しい勢力図が浮かび上がる結果となった。

 このスパ戦でトヨタは、予選で6〜7番手と一発の速さでライバル勢の後塵を拝する形となったほか、決勝でも、大きなトラブルなく走りきった2号車でも首位から3ラップダウンの5位という結果に。また1号車については、初日から悪い流れが続き、フリー走行1回目で中嶋一貴のドライブ中にクラッシュ。一貴は脊椎を損傷し、レースを欠場することになってしまう。マシンは予選日までに修復されるも、決勝では電気系のトラブルによりガレージで2度の作業を受けることとなり、結果的には首位から14ラップダウンの8位でレースを終えた。

「スパで見たものに満足できるはずがないよ。もっと僅差だと予想していたからね。(今回の結果では)自信はつかないよ」とルーペン。

「昨年に比べるとラップタイムの向上はあったが、それでは十分ではなかった。2号車に関しては、クリーンなレースを戦ったが、(ライバルとは)あまりに離れていた」

「我々は劣勢の中でル・マンに臨むことになる」

 またルーペンは、5月31日に行われるル・マンのテストデーに向けて、トヨタは「ハードな数週間」を送ることになると語っている。

「調べなくてはならない数多くの項目があるんだ。腰を据えて、スパで何が起こったのかを分析する必要がある」

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