WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているレベリオン・レーシングは、今週末に予定していたポール・リカール・サーキットでの新型車両のシェイクダウンを来週まで延期した。

 今季から導入されるLMP1車両規定に準拠した新型車両『R-One』をオレカとともに製作し、トヨタエンジンを搭載して今季のWECに臨むレベリオン。ただ、3月末に行われたシリーズ公式テストでは、車両の準備が間に合わないとして昨年使用していたローラB12/60・トヨタを投入。その後、今週末にポール・リカールでのテストで車両のシェイクダウンを予定していたということだが、来週に延期されることになった。

「最終判断はまだ下していないが、R-Oneがシルバーストンに参戦することには賭けられないかな」と語るのはチームを率いるバート・ヘイデン。

「テストが完璧に終わったとしても、そこ(シルバーストン)に投入するためにはマシンにさらに多くにものが求められることになるだろうしね」

 レベリオンは、現在のところシルバーストン戦にローラB12/60・トヨタでエントリーしている。FIA耐久コミッティも、昨年まで使用されていたローラB12/60・トヨタの参戦を認め、性能を引き上げる方向で調整値を発表している。

 耐久コミッティの決定によると、ローラB12/60・トヨタの性能は、昨年のアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)でのレベルにまで引き上げられる。エアリストリクター径が拡大されるほか、マシンの重量も900kgから890kgに。また、燃料搭載量も5リッター増加して83リッターとなっている。

 ヘイデンは、4月後半にもテストを予定していることを明かし、成功すれば第2戦スパ・フランコルシャンにR-Oneを投入する可能性を示している。

「シルバーストンとスパの間となる4月24~25日にポール・リカールでのテストを予定しているんだ。マシンの更なる全体的なテストを行うつもりだよ。上手くいけば、マシンをスパに投入できるだろうね」

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