ニッサン・ヨーロッパは9日、フランスに拠点を置くシグネチャと2年間に渡るパートナーシップを結び、ニッサン/ニスモ製VK45DEエンジンを供給し、インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)とル・マン24時間のLMP2クラスに参戦すると発表した。
今回の契約はニッサン・ヨーロッパとシグネチャの間で結ばれたもので、スーパーGTで実績を持つVK45DEエンジンは急速にカスタマーを増やしつつある。ニッサン・ヨーロッパからリリースされた画像には、ニッサンのロゴが大きく入れられたイメージ画像が添えられているが、実際のカラーリングなのかは不明。シャシーはオレカ03と予想される。
「ニッサンは今回、シグネチャのようなプロフェッショナルなチームと提携を結べたことを喜ばしく思う」とニッサン・ヨーロッパのビンセント・ウィジネン副社長。
「私はファン、ニッサンユーザー、そしてディーラーが我々の進歩を見守り、そしてル・マン24時間への復活を見届けてくれるだろうと信じている。『シグネチャ・ニッサン』として初めてのレースは、ILMCの開幕戦である3月のセブリングだ。ここがLMP2用ニッサンVK45エンジンの初陣となる」
また、シグネチャ・グループのフィリップ・シノールも「ニッサンのような革新的なメーカーと提携を結べたことを喜んでいる」とコメントする。
「ニッサンのエンジンはご存知のように、マシンのパフォーマンスを向上させることに貢献してくれる。この提携は大きな成功をもたらすはずだ」
チームはドライバーとして、F3ドライバーのフランク・マイルーを採用したことを合わせて発表している。9日、ACOが発表した招待チームのエントリーリストには26号車/27号車が“シグナテック・ニッサン”として登録されており、26号車にマイルー、そして27号車にティアゴ・モンテイロの名でドライバーが登録されている。
