一方、前日のプロローグで2番手タイムを記録したTGR期待の“新星”セス・キンテロ(トヨタGRダカールハイラックス・エボT1U)は、トップのド・メビウスから23分24秒遅れ総合21番手に沈んだ。また、5日のショートステージで3番手タイのタイムをマークしていたセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)も2度のパンクとステアリングアームを交換する作業による遅れから総合20番手に。

 さらに、前年覇者であるナッサー・アル-アティヤ(プロドライブ・ハンター)もアクシデントに見舞われた。「最初の50キロで2回もパンクしてしまったので、その後はアタックすることができず、ただフィニッシュを目指した」と語った現王者は、この影響で首位と23分24秒差の総合22番手で最初のステージを終えることとなっている。

 新たに“ストック”と呼ばれることになった市販車部門で11連覇に挑むチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、前年クラス1位のロナルド・バソ(トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ)が7時間09分25秒でステージ1をフィニッシュし総合120番手。トヨタ車体の社員ドライバーである三浦昂(トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ)はチームメイトから4分弱のタイム差で総合127番手につけ、両名が部門ワン・ツーを築いた。トラック部門に参戦している日野チームスガワラの菅原照仁(日野600シリーズ)はクラス12番手で本格的なステージのオープニングを終えている。

 計142台が出場している二輪部門では、ヒーロー・モータースポーツ・チーム・ラリーのロス・ブランチ(ヒーロー450ラリー)が4時間56分01秒のトップタイムを刻み、前日の3番手から総合首位に浮上した。ステージ2番手タイムをマークし総合2番手につけるリッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)とのギャップは11分54秒だ。

 なお、プロローグランで最速タイムを記録してラリーリーダーとなったトーシャ・シャレイナ(ホンダCRF450ラリー)は、ステージ1中盤の240km地点でクラッシュを喫し手首を骨折してしまう。これによりラリー初日の成功から一転、デイリタイアを余儀なくされた。ブランチはアクシデントを起こしたホンダのライダーを助けるためにステージ上で時間を要したが、フィニッシュ後にその分のタイムを減算する措置を受けている。

ナッサー・アル-アティヤ(プロドライブ・ハンター)
ナッサー・アル-アティヤ(プロドライブ・ハンター)

二輪部門のトップに躍り出たロス・ブランチ(ヒーロー450ラリー) ダカールラリー2024
二輪部門のトップに躍り出たロス・ブランチ(ヒーロー450ラリー) ダカールラリー2024
総合17番手につけたMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのナニ・ロマ(フォード・レンジャーT1+) ダカールラリー2024
総合17番手につけたMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのナニ・ロマ(フォード・レンジャーT1+) ダカールラリー2024

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