「グレンヘレンが大好きだったが、厳しい天候やいくつかの要素があり、僕らがこのシリーズを次のレベルに引き上げようとしているところだという点を考えると、難しい決断を迫られた」と語るのは、シリーズ創設者兼初代王者のトラビス・パストラーナ(バーモント・スポーツカー)。

 こうして始まったプラネットハリウッドでの週末は、シリーズの前身たる2018年ナイトロ・モーター・ゲームズ初代チャンピオンで、WorldRX世界ラリークロス選手権2019年王者でもあるティミー・ハンセンや、元英国ラリークロス王者パトリック・オドノバンらのゲスト参戦組に注目が集まるなか、同じくデビュー戦のヴィクトル・ブランクス(VMVレーシング)にいきなりの悲運が訪れる。

 決勝進出ならずのLCQにて臨んだオープニングのジョーカーラップで、オドノバンと競り合った際、VMVレーシングの『FC1-X』はウォールに激突し赤旗が出され、ブランクスは地元の病院で検査を受けることに(無事退院)。

 さらにファイナルでは、ここまで全戦全勝で勝ち上がって来たオリバー・エリクソン(チームOMSE)がアクシデントに巻き込まれてポール発進をフイにし、2番手の王者ラーソンは元WorldRXハンセンの猛攻を凌ぐのに精一杯の展開となる。これで視界が開けたマッコーネルは、今週DRRとの契約延長に署名し残留を発表した自身を祝う勝利を挙げてみせた。

 しかし明けた最終日は、ラーソンがタイトル防衛へ破竹の勢いを披露したのに対し、マッコーネルは最初のレースで勝利を収めることができなかったことにより、事実上タイトルへの望みは絶たれることに。

 ファイナルまでの予選ヒートすべてで勝利したラーソンは、すでにヒート2の時点で数字上のタイトルを確定させていたが、今季最後の6周でも手を緩めることなくハンセンを圧倒。最終日の全ヒートを制覇する“クリーンスイープ”達成で、自身のシリーズ連覇に華を添える結果となった。

初日はフレイザー・マッコーネルが勝利を収め、タイトル候補として最終日の逆転に賭ける展開に
ロビン・ラーソン(DRR JC/左)は最後までハンセンを抑え切って2位表彰台に
前日のポディウムも活かしたロビン・ラーソンが”クリーンスイープ”を決め、2年連続のシリーズ王者に輝いた

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