ERCヨーロッパ・ラリー選手権第4戦として、7月5~7日に超高速フラットサーフェースを特徴とするグラベル戦『ラリー・エストニア』が開催され、地元出身の若手スター候補生が激しいデッドヒートを繰り広げる展開に。ともにイベント会期直後の7月8日に誕生日を迎えたゲオルグ・リンナマエ(トヨタGRヤリス・ラリー2)とロバート・ヴィルヴェス(シュコダ・ファビアRSラリー2)が競技初日からシーソーゲームを演じ、最終パワーステージで9.3秒の差を逆転したリンナマエが初優勝を達成。今季デビューのトヨタ製ラリー2モデルにとっても、これが欧州選手権初制覇となった。

 季節外れの天候が一時的に回復したものの、初日から荒天に見舞われた予選ステージでは、ミシュランタイヤを装着するトヨタGRヤリス・ラリー2のリンナマエが、地の利を活かして早々にトップタイムを記録。ERC通算4勝のニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)や、元フィンランド王者ミッコ・ヘイッキラ(トヨタGRヤリス・ラリー2)を抑え込んだ。

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