その言葉どおり、日曜を前に21.1秒のリードで最終レグに挑んだストリーテスキーだったが、いきなり右リヤタイヤの空気が抜け14.5秒までギャップを削られる展開に。さらに続くステージでは左フロントも同じ症状に見舞われ、絶対絶命の窮地に追い込まれる。

 しかし背後のワグナーもマディなセクションでタイムを落とし、午後のループでも追撃は届かず。最終パワーステージを10番手でフィニッシュした24歳が、19.2秒差で自身初のERC優勝を果たした。

「素晴らしい! 僕らをここまでサポートしてくれている皆さんに心から感謝したい。このERC勝利は、それほどまでにとても重要なことなんだ」と、喜びを爆発させたストリーテスキー。

「今朝は最初のステージでパンクして少し怖かった。かなりタイムをロスしたが、続くステージで良いタイムを出せたと思ったら、またパンクした。サービス前の最後のステージでは生きた心地がしなかったが、午後は問題なかったよ」

 自身のERCキャリア最高となる2位に続いたワグナーと、20秒加算から見事な逆転で3位にカムバックしたカイスの続く表彰台となった一方、周囲の期待と注目を一身に背負ったコペツキーのラリーは9位で幕を閉じた。

「いつもと違うラリーだったが、いつかはこういうことが起こるし、起こらなければならない」と語った元ERCチャンピオン。

「確かに言えるのは、ドミニク(・ストリーテスキー)がトップに立って本当にうれしいということ。才能あるチェコ人ドライバーは数多く居るが、なかでもドミニクが最高だと思っているよ」

 ディフェンディング・チャンピオンのヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 Nラリー2)はSS8で損傷したタイヤを交換し、トップ10圏外から最終パワーステージの3番手タイムでポイントを加算し、残り2ラウンドで14ポイント差とした。2024年のERCシーズン、続く第7戦はウェールズの初開催地に向かい、8月30~9月1日の週末にターマック戦となる『Rali Ceredigion(ラリー・ケレディジョン)』が予定されている。

ERCキャリア最高となる2位に続いたサイモン・ワグナーと、20秒加算から見事な逆転で3位にカムバックしたエリック・カイスの続く表彰台となった
「いつもと違うラリーだったが、いつかはこういうことが起こるし、起こらなければならない」とヤン・コペツキー
「このERC勝利は、それほどまでにとても重要なことなんだ」と、喜びを爆発させたドミニク・ストリーテスキー

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