■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)
「ラリー・ポルトガルは毎年戦うのを楽しみにしている1戦だ。(コドライバーの)ジュリアン(・イングラシア)と僕が初めて勝利したイベントであり、そのほかにも多くの成功を収めてきた。本当に多くの思い出が詰まっているんだ」
「ポルトガルの人々は心からモータースポーツを楽しみ、熱狂している。ファンが作り出す雰囲気もポルトガルならではのものなんだ。こういった環境下では、ドライバーとして全開までプッシュして、勝利を掴み取りたいと願うものだ」
「今年は例年以上に僅差の争いになっていて、どのチームにも優勝のチャンスがある。初日に道を切り開く先頭走者を務めるから、難しい戦いを強いられるかもしれないけど、僕たちはポルトガルに高い目標を掲げているし、チャンピオンシップでのリード拡大という目的を持って望む」
「この数カ月、ラリー・ポルトガルに向けてさまざまな開発テストを重ねてきた。その成果が間違いなく活きてくるはずだよ」
●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)
「ラリー・ポルトガルは僕が心待ちにしていたグラベル(未舗装路)連戦の初戦だ。ポルトガルの道は走っていて楽しいし、過去にいいペースで走ったこともある」
「ここ最近、さまざまな開発を行ってきたから、この後続くグラベルイベントでは連続表彰台を期待している。ラリー・ポルトガルでも、表彰台に上がることが目標で、どこまで戦えるか楽しみだよ」
「設定されるSSは、ブラインドコーナーやジャンピングスポットが多く、曲がりくねっていてテクニカルなんだ。ただ、(SS16、19に設定されている)ファフェのように楽しみながら走れる高速ステージもある。ここを走っているとファンの熱狂ぶりが伝わってくる」
「今のところライバルとは僅差の争いだから、好成績を残すには自分たちのラリーに100%集中する必要しなくては」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)
「いつもラリー・ポルトガルではいいペースで走れるんだけど、いろいろな不運が重なって、結果につなげることができなかった」
「(前戦の)ラリー・アルゼンティーナで勝利目前まで近づいたことで、僕たちは自信に満ちているし、出走順もいい。好成績を出せるはずだ」
「アルゼンチンで、マシンを含めたトータルパッケージはしっかり機能した。ポルトガルでも、この流れを再現したいね。天候にもよるけど、路面コンディションは(アルゼンチンと)あまり変わらないし、軟らかな路面は午後の走行では荒れてくるだろう」
「2戦連続で好成績を残すには、自分たちのパフォーマンスを限界まで引き出す必要がある。早々にリズムを掴んで自信を持ってステージを走ることができれば、何が起きても不思議ではないよ」
■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)
「これまでのところ、2017年シーズンは僕たちが望んでいたような形にはなっていない。去年の成績を考えれば、ラリー・アルゼンティーナはひどい結果だった。だから、ラリー・ポルトガルで流れを変えられると信じているよ」
「残念ながら、コドライバーのジョン(・ケナード)は股関節の状態が悪化してラリーには参加できないけど、彼がチームの一員として帯同してくれることは嬉しいし、去年ラリー・ポルトガルを戦っているセブ(セバスチャン・マーシャル)が代役を務めてくれることに感謝している」
「ポルトガルにはラリーを愛している熱狂的なファンが多く、独特の雰囲気が漂う。こういった観客の前で、戦えることは最高だね。今度こそ、僕の2017年シーズンをスタートさせるために、全力を尽くす」
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
「(第4戦)ツール・ド・コルスと(第5戦)アルゼンティーナを制したことで波に乗れている。ただ、チャンピオン争いは接戦だから、引き続き自分たちの走りに集中していくことも必要だ」
「第5戦でのエルフィン(・エバンス)との差はWRC史上まれに見る僅差だった。確実なんてものは存在しないことの証だよ」
「僕たちにとって、ポルトガル北部を中心とする現行のステージ構成は慣れないものだ。過去2シーズンしか戦ったことがないからね。かなり難しい戦いになるだろうけど、ラリーを戦うことを楽しみにしている」
「自信を持って新型マシンを操ることができれば、僕たちは速さを発揮できる」
●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)
「(母国の)スペイン近郊で行われるから、僕にとってラリー・ポルトガルは特別なイベントになっている。僕たちを応援してくれる観客も多いし、彼らの声援は後押しになる」
「またチームにはポルトガル出身のメンバーが多いから、チームにとっても特別な1戦なんだ。ファフェのジャンピングスポットなど、名物スポットではファンからの熱い声援を肌に感じるほどだよ。(ファフェでのステージを含む)競技最終日には彼らの声援に応える走りを見せたいね」
「ラリー・アルゼンティーナは残念な結果に終わったから、ポルトガルではヒュンダイi20クーペWRCのポテンシャルを100%発揮して、ふたたび表彰台争いに加わることを望んでいる」
