そしてディフェンディングチャンピオンとして今シーズンを戦ったマティアス・エクストロームは、ファイナルのスタートで最速の反応スピードを見せたドライバーに贈られるスーパー・チャージ・アワードを獲得。しかし、最終リザルトでは3位に終わり、レース後には改めて新王者に称賛の言葉を贈った。

「ときには前にいることもあれば、後ろになることもある。ヨハンは今日も素晴らしい速さで勝ち、同時にチャンピオンシップ勝者の力を見せつけた」とエクストローム。

「ティミーもこの週末は本当に速かった。正直に言えば、誰もが勝ちたいと思って走っている。WorldRXは今、誰もが勝つ可能性のある速さを持つ、とても熾烈なレベルに到達しているんだ」

ファイナルでは、スタートを決め1コーナーを奪取したヨハン・クリストファーソンが盤石のレース展開を披露

 そのエクストロームと選手権2位のポジションを争ったペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)は、この最終戦を4位で終え、2017年をランキング3位で締めくくった。

「エクストロームから5点差でシルバープライズとならなかったのは残念だよ。でも今季僕らが残した結果は誇りに思っていい。ヨハンとPSRXはシリーズの記録をほとんど塗り替えたんだからね。PSRXフォルクスワーゲン・チーム・スウェーデンのメンバーには、感謝の言葉もないくらいだ」

 5位には今季が”ルーキー・イヤー”となった元DTM王者のティモ・シャイダー(フォード・フィエスタRXスーパーカーEvo.3/MJPレーシング・チーム・オーストリア)が入り、最終戦でラリークロスの習熟度が高まっていることを示す走りを披露。最後のファイナリスト、ケビン・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー)はスタート直後のギヤボックストラブルで6位となった。

初参戦シーズン、最終戦をトップ5で終えた元DTM王者のティモ・シャイダー

 そしてこのイベントが自身最後のWorldRXイベントとなるフーニガン・レーシング・ディヴィジョンのケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RXスーパーカー)は、初日から素晴らしいペースを披露し金曜時点で首位に立つも、2位に入ったセミファイナル後の車検でマシンの最低重量違反が判明し失格に。

 また、9度のWRC世界ラリー選手権王者獲得経験を持つ”ナインタイムス・チャンピオン”セバスチャン・ローブはセミファイナルでリタイヤを喫したものの、チームメイトのティミーを上回るランキング4位でシーズンを終えている。

最終日には2万7000人のファンが集結。「初開催イベントは大成功となった」とシリーズディレクターのポール・ベラミー

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