「僕らは冷静さを保ち、ダカール以来多くの仕事をしてきた。だから今、このシルク・ウェイ・ラリーを終えてすごくポジティブな気分だ」

「僕らはマシンの中で多大な時間を費やし、途方もない距離を走破することができた。数々の問題に対処し、ともに働いた。(コドライバーの)ダニエル(・エレナ)とレイドでのコミュニケーションの方法を確立し、プレッシャーに対処し、レースを終えてしまわないようにマシンをケアするため、ペースを改善してきた」

「WRCでは、ダニエルの唯一の仕事はペースノートを読むことだったけれど、こうしたイベントではすべてがふたりの共同作業になる。正しい対処法を見出し、議論し、助け合いながら進むことができた。お互いの話に耳を傾け、信頼を築き上げていけたことは、本当に素晴らしい体験だったよ。砂丘で犯したナビゲーションエラーも、再びそれを起こさないように消化できていると思う」

 ローブ、デプレとともに戦ったプジョーのサードドライバー、ステファン・ペテランセルは、イベント開始直後のアクシデントでマシンを破損。修復を経て総合15位で終えた。このダカール優勝経験者も、自身のリザルトに失望しつつ、チームメイトの勝利を祝福した。

「シリルはちょうど2年前にバイク競技を終えて四輪に転向したばかりだが、今回すでに四輪での勝利を手にした。これは信じられないほど素晴らしい仕事だ」と、二輪、四輪ともに6度ダカールを制したペテランセルは手放しで称賛する。

 また、新型マシンを投入していたカミオン部門の強豪カマズ・マスター・チームは、エドアルド・ニコラエフのドライブでクラス4位で完走を果たしている。

X-RAIDのミニALL4は2位-5位を独占
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エドアルド・ニコラエフのカマズ・マスター『カポトニク』はデビュー戦完走
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