■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)
「僕らには優勝争いに挑むスピードがあったから、(前戦の)ポルトガルは残念だった。小さなミスが大きな結果を招いてしまった。だけど、そのことは忘れて、サルディニアに僕らのすべてを捧げることに集中している」
「これまで何度もここで戦ってきたから過酷なステージの楽しみ方を学んだよ。美しい島だけど、いくつか非常にラフで研磨材のように荒れた路面もあり、簡単ではないラリーだ。マージンを維持して、スタートからフィニッシュまで集中力を保たなければならない」
「今年は”掃除役”ではないけれど、後続のよりクリーンな路面から恩恵を受けるドライバーたちと対峙する。それでも、好成績を掴む自信はあるよ。金曜の夜にリードを維持できたら、勝負できるはずだ」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)
「サルディニアは、僕にとっていつでも特別な場所なんだ。僕が初めてWRカーを運転した場所で、チャレンジングな性質のSSを楽しむためにやってきたんだ。もちろん簡単なラリーではないけれど、それがすごく楽しめる理由の1つだと思う」
「そんな過酷なイベントだから、注意しなければならないことがたくさんある。ステージ自体はすごくラフで研磨材のように荒れている。ドライビングでは、マージンをキープしなければならない。そうでなければ、始まる前からラリーは終わってしまう」
「それから暑さも忘れちゃいけないね。この時期は、気温が30度ぐらいまで達することが予想される。高温はマシンに負担をかける。さらに、コクピットの温度は50度以上になるから、クルーにも負担がかかるんだ!」
「ポルトガルでのいい結果の後だから、サルディニアでもその勢いを維持したいね。2日間のテストを終えたところで、金曜日は走行順も極めていい。それを最大限に活かす必要があるね。すべてが僕らの思いどおりに行けば、またいい結果にチャレンジできるはずだ」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)
「昨年はサルディニアのイベントに出なかったけれど、僕は2016年にWRC2で優勝してるから、その経験が今年役立つといいね。このレベルではどのラリーも難しいから、1つの些細なことが最終的な結果に影響を与える。サルディニアも同様だと分っているよ」
「事前に行ったテストが、すごく役に立ったよ。平均速度の低い場所での走行だったけど、そのぶん改善点に集中できるから、僕にとっては好都合だった。テストでも週末はかなり暑くなると思ったよ」
「通常は1日に3リットルの水分補給をするけれど、サルディニアでは1日に5リットル以上は飲むんじゃないかと予想しているよ! SSはかなりラフだから、ノートにはすべての石を記しておかなければならない」
■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)
「ラリー・イタリア・サルディニアは気温がとても高くなるイベントで、高い集中力が重要になる。たくさんの岩が飛び出ていて、パンクやマシンを壊す可能性もある。ステージの道幅はとても狭く、コブだらけで荒れているから、安定したマシンも必要だよ」
「僕たちはグラベル用にマシンを改善してきたから、感触が良くなったし、ポルトガルでも落ち着いていられた。サルディニアを前にしてポジティブな兆しだ」
「僕たちの目標はポイントを積み重ねてドライバーズランキングでの順位を上げることだし、一方ではマニュファクチャラーズランキングでチームのリードも広げたい。心身ともにタフなラリーだし、マシンとタイヤにとっても同じだ。でも僕たちは準備ができているよ」
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
「チャンピオンシップの首位に立って、サルディニアに向かうことになるけど、ここはカレンダーのなかでももっとも難易度の高いイベントのひとつだ。道幅はとても狭いし、2度目の走行時には路面がすごく荒れてしまうんだ」
「2度目の走行ではグリップレベルがとても高くなるけれど、初回の走行ではトラクションが足りないことが多い。トリッキーなコンディションになるけれど、ステージはどちからといえば僕のドライビングスタイルやペースノートシステムに合っているよ」
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)
「まず、ポルトガルでのアクシデント後、闘志が湧いているのを感じている。僕はラリーに戻る準備ができているよ。(前戦ポルトガルでは)アクシデントが起きるまでは競争力のあるパフォーマンスを発揮できていたし、ステージ優勝を飾って首位を争えるところだったんだ」
「ラリー・イタリア・サルディニアは、シーズンのハイライトのひとつであることは間違いない。天気が良くて気温が高い地中海沿岸で開催されるんだ。ステージはとても曲がりくねっていて難しい。楽しめるラリーだよ」
「ここには素晴らしい思い出があるんだ。ここで2015年にWRCでの初表彰台を獲得したし、2017年には首位に立った。昨年やり残したことを終わらせたいよ」