またドライバーのふたりも、こうした海外ラリーでの「走りのイメージ」の重要性について、口を揃えた。
「昨年走った場所でもあったので、イメージを持ってトゥルクに入ることができました。今回はラリーフィンランドで見えたペースノートの問題点をこのトゥルクで改善することが目標でした」と勝田。
「トゥルクはフラットでハイスピードコースだったので、より車速域が高いことをイメージしてペースノートを作ることが課題でした」
「今回もダニエルの助けもあって、ペースノートをしっかり作ることができたと思います。ひとつひとつ積み重ねて、経験値を上げていきたいと思います」
続く新井も「今回は高速域でのペースノート作り、高速域でのクルマの動かし方が課題でした。昨年よりもペースノートはスムーズに作れたと思います。1ループ目は浮き砂利に見舞われ、高速コースでの浮き砂利上でのブレーキング、コーナーリングは難しかったですが、これもラリー。今は何よりも経験を積むために、ひとつひとつのラリーを大事に走りたいと思います」と、コメント。
実戦経験を積みながら2年目に突入したふたり。次戦は9月末のフィンランド国内戦参戦を予定しているが、こうした経験値が積み重なって、ドライビングのイメージが高まっていくはずだ。
1 2