はてさて、ここはモーゼル、ワインの産地ということで、ラリーの他にも楽しみがございます。

ステージとなっているブドウ畑の麓にはワイナリーが星の数ほど点在しており、一見営業していないように見えても、インターホンを押せば家主が出てきてワインが買えてしまうのです。

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ただ有名どころではないかぎり、ほとんどのワイナリーはドイツ語しか喋れませんので、コミュニケーションに悪戦苦闘しますが、それもまた楽しかったりします。

ドイツで代表的なワインはリーズリングワインですが、個人的にはライン川などのリーズリングよりもモーゼルリーズリングの方が安くて美味しいと思っています。

リーズリングの中でも、アウスレーゼやらシュペートレーゼやらトロッケンやらと、味の種類も豊富ですので、ドイツを訪れる機会がありましたら、ぜひ何種類か試していただきたいところ。

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ワイナリーでの購入場所はこういった倉庫内の場合が多く、まるで自分が業者になったかのような気分が味わえます。

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友人からお使いを頼まれたこともあり、4件ほど巡り歩いて、気づけば手元にはワインが10本。1本3.5ユーロ(約410円)から10ユーロ(約1200円)まで、すべてフランクフルトの友人宅まで無事に持ち帰りました。

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この日のごちそうは、もちろんソーセージ。ドイツ語力が乏しい私が適当にメニューから頼むと、何故か毎回コレが出てきてしまいます。

もはや縁でしょうか……。それともドイツ人の方は、私がソーセージを食べるべきだと判断しているのでしょうか。ハーブがきいていて、とても美味しいので文句はありませんけどね。

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そして、こちらもラリー・ドイチェランドを代表する名物コースのひとつ。軍用地内のバウムホルダーです。

これまでは午前と午後に1ステージずつ組み込まれていましたが、今回は午後に2ステージという変化球。おかげでたっぷり睡眠を取れましたが、逆光で写真は撮りづらい……。

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まだスタートまで数時間あるのに、こちらのお父さま方はできあがっております。いったい何杯ビールを飲んだんですか? と思わず聞いてしまったほど。いくつになっても仲間と集って楽しめるのは素敵です。

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今回は日本人ファンも多く見かけました。トヨタの活躍もあって、ラリーに興味を持つ方が増えたのでしょうか。WRC初観戦という方もいらっしゃいましたが、みなさん最後まで楽しく過ごせたでしょうか。ぜひまた、WRCの会場でお会いしたい!

競技3日目、土曜日の走行が始まると、トップ争いをしていたヌービル選手がパンクで90秒ロス。母国ベルギーの隣国ということもあり、たくさんの応援団がいるなかで手痛いトラブルです。

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そして気づけばオジエ選手に競り勝っているクリス・ミーク選手とヤリ-マティ・ラトバラ選手。トヨタさん、あっという間にワン・ツー・スリー体制です。

まだ最終日の日曜日がありますし、(第8戦イタリア)サルディーニャでは最終ステージでタナクにトラブルが起きた場面を覚えているので、何が起こるか最後までわかりません。

ここからはドライバーたちのプレッシャーに打ち勝つメンタルコントール術が問われるわけです。

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トヨタテントとトヨタ応援団を背に駆けるラトバラ。ひさしぶりにラトバラ選手がいい光を浴びている気がしました。

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ちなみに、こちらのバウムホルダーで行われるステージは“Panzerplatte(パンツァープラッテ)”という名前が付いております。聞くところによると、日本語で胸部用の鎧という意味なんだとか。

現地で販売されていたオフィシャルグッズには、パンツァープラッテの文言を使ったアイテムがあり、部分的に迷彩柄が採用されていたりと、あまりオシャレなイメージがないドイツラウンドにしては、なかなか素敵なセンス。

思わずキャップを購入してしまいそうになりました。こういったグッズは一期一会ですので、非常に悩ましいです。

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