前日、総合3番手だったラトバラはコーナーやブレーキング時のマシンパフォーマンスに不満を抱えながらの走行。総合4番手には留まったものの、思うようにペースを上げられず3番手ミケルセンとは33.3秒のギャップがついている。

 また、前日パンクで大きく順位を落としたクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)はSS5でライバルを17秒以上突き放す快走で後方からの追い上げを予見させたが、SS6でペースノートのミスからステージフィニッシュ直前にクラッシュ。デイリタイアで姿を消した。

 総合首位を独走するオジエはSS5のヘアピンでスタック。タイムロスしたものの、そこから挽回してステージ3位を確保。

WRC第10戦ツール・ド・コルス セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
WRC第10戦ツール・ド・コルス セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)

 以降は、「パンクのリスクを考慮し、数秒のロスを覚悟しながら走行した」と大きなアクシデントもなく走り、母国フランス戦でのタイトル連覇達成に王手をかけている。

 現地2日には今大会最長の53.78kmステージを含む2SSが行われる。

WRC第10戦ツール・ド・コルス クレイグ・ブリーン(シトロエンDS3 WRC)
WRC第10戦ツール・ド・コルス クレイグ・ブリーン(シトロエンDS3 WRC)

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