「私のこれまでのキャリアを通じて、そのほとんどでターボエンジンのマシンをドライブしてきた。それらに共通するテクニックとして、左足ブレーキを多用してタービンの回転数を保ち、コーナーからの脱出でなるべくブーストを保つ、というようなスタイルで走ってきた。でもこのEVマシンは、まったく異なる技術が必要なんだ」

「この砂漠ステージでのEVマシンは、さらに積極的で迅速なスロットル操作が可能で、そのことで踏み始めをさらに待つことができる。これはスロットルに触れた瞬間、即座にトルクの供給が実現するためで、すべてのものごとが瞬時に進むんだ」

「マシンの反応が驚異的にクイックで、電力によるパワーデリバリーが圧倒的なスピードを誇っているから、私は自分のスタイルを少し”トーンダウン”する必要があったよ」

「とにかく、信じられないほど楽しかったし、満喫した。オデッセイ21は本当に印象的で、このサイズのマシンがダートの上にもかかわらず、0-60マイル(約96km/h)を4.5秒でこなすんだからね。私が普段、競技で乗っているような小型モデルと大差ないパフォーマンスと加速を見せるのが本当に痛快だったよ」

 そのブロック走行の約2週間前、1月5日のダカールラリー開幕直前にシェイクダウンでも走行を行ったオデッセイ21だが、その際にはWorldRX世界ラリークロス選手権に自らのチーム、GCコンペティションで参戦するゲラン・シシェリがドライブを担当。

 X-raidのBMWやMINI、4輪バギーなどで幾度もダカールラリーに挑戦してきたキャリアを持つシシェリの知見も踏まえ、今回のテストプログラムとそのフィードバックをもとに、今後もパワートレインを担当するWAE(ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング)、車体の基本設計を受け持つSRT(スパーク・レーシング・テクノロジーズ)らが、車両の開発作業を続けていくことになる。

ケン・ブロックも「マシンの反応が驚異的にクイック」と、EV車両特有の個性を体験した
今後もパワートレインを担当するWAE、車体の基本設計を受け持つSRTらが、車両の開発作業を続けていく

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