世界ラリー選手権(WRC)第11戦スペインは15日、SS8~15が行われ、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がトップに浮上した。
前日、17秒のリードでトップに浮上したダニ・ソルド(ヒュンダイi10 WRC)は、SS8、9でも快走。オジエとのギャップを広げにかかる。
しかし、続くSS10、11ではコースコンディションが安定した状態で走行できるトップランナーのオジエが反撃。ソルドがアンダーステアに悩まされたこともあり、オジエは2SSで約10秒ギャップを縮めてみせた。
サービスを挟んで行われた午後の走行でも、オジエはペースを上げ、SS12~15のうち4SSでステージ優勝を奪取。総合首位に躍り出た。
地元スペインのファンから熱烈な応援を受けるソルドは、オジエと5.8秒差の総合2番手。自身初となる母国戦優勝を目指して、競技最終日の4SSへ挑む。