シリーズに採用される『DiRT Rally 2.0』の現ワールドシリーズ王者でもあるキリアン・ダロルモの脱落により、クエンティンに続いて繰り上げ2位に入ったのはイギリス出身ラリーストのジョン・アームストロングで、このアームストロングも2018年『eSports WRC』王者というプロゲーマーの顔を持つ。

 そんな強豪Simレーサー勢に続いて最後の表彰台スポットを獲得したのが、この日もうひとりの“スター・パフォーマー”となった2016年VASC王者のSVGだった。

 本職のVASCではレッドブル・レーシング・オーストラリアのダブルエースとしてホールデン・コモドアZBをドライブし、そのeシリーズである『Supercars All Stars Eseries』でもすでに5勝を挙げているSVGは、仮想空間での素質を披露してラリークロスのマシンやミックスサーフェースのトラックにも素早く順応。

 プジョー208WRXを巧みに操り予選を突破すると、セミファイナル1では現実のプジョーで2019年WorldRX王者に輝いたティミー・ハンセンに競り勝ち、2位で決勝進出を果たす。

 そのファイナルでは『WorldRX ESports Invitational Series』開幕戦カタルーニャの初代勝者であるスウェーデン出身のラリースト、マティアス・アディエルソンのアウディS1 RXクワトロとコース全域にわたるバトルを繰り広げ、最終的にアディエルソン側に「レース中の接触に対して10秒加算のペナルティ」が宣告されたことで、ラリークロス・デビュー戦でポディウム獲得の結果を手にした。

 一方、SVGとは対照的に現実のラリークロス車両をテストした経験を持つフィンランド人のミカ・サロや、現時点でフォーミュラE選手権のポイントリーダーでもあるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタらはトップ16進出は敵わず。

 また、同じく北米大陸からゲスト参戦した『X Games』のスター選手、ブレイク“ビルコ”ウイリアムズや、ARXアメリカズ・ラリークロス経験者のコナー・マテルらは、当初から接続の問題に苦しみ本格的な競技参加を果たすことなくイベントを終えている。

『Supercars All Stars Eseries』でも活躍中の2016年VASC王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲンもデビュー戦で3位入賞を果たした

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