JN3クラスではトヨタ86を駆る曽根崇仁/竹原静香組が、レグ1のすべてのSSでベストタイムをマークするなどラリー序盤から猛威を発揮し、後続に23秒以上の差をつけてトップを快走する。しかし、レグ2のSS10で曽根/竹原組はリタイアに。代わってADVAN KTMS ヌタハラRS86をドライブし、レグ2の全ステージでベストタイムをマークした大竹直生/藤田めぐみ組が今季2勝目を獲得している。
JN4クラスは、DLテインBRIG鋳造魂JPCシビックを駆る香川秀樹/松浦俊朗組が計4回のステージウインを飾ってレグ1を制覇。香川はレグ2でも計4回のベストタイムをマークするなど勢いをそのままに今季初優勝を果たしてみせた。
マツダ・デミオを駆る地元ドライバーの松倉拓郎/尼子祥一組がSS1でベストタイムをマークしたJN5。このクラスではSS2以降、豊田自動織機・DL・ヴィッツをドライブする天野智之/井上裕紀子がベストタイムを連発し、2番手つける松倉/尼子組に26秒以上の差をつけてレグ1をトップでフィニッシュ。翌日のレグ2では松倉が4度のステージウインなどで猛追を披露したものの、天野がポジションをキープし今シーズン初のクラス優勝を飾った。
JN6クラスではKYB DL アップガレージ Yarisの吉原將大/石田裕一組がレグ1から好タイムを連発。2日間で都合8回のステージベストタイムをマークするなど圧倒的なスピードをみせ見事、開幕5連勝を達成している。
開幕戦の中止により、全9ラウンドとなったシーズンの前半5戦が終了した全日本ラリー。次戦第8戦『横手ラリー2021』は秋田県横手市を舞台に8月20~22日に開催される予定だ。



