2021年ERCヨーロッパ・ラリー選手権も折り返しの第4戦となる8月27~29日開催のバルム・チェコ・ラリー・ズリンを控え、この伝統のターマック戦には、地元盟主で同ラリー通算8勝、現在5連勝中と無類の強さを誇るヤン・コペッキー(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ/アグロテック・シュコダ・ラリーチーム)や、クレイグ・ブリーンの代役としてWRC3チャンピオンであるヤリ・フッツネン(ヒュンダイi20 R5)がチームMRFタイヤに招集され新たにタイヤ開発を担うなど、多くのスタードライバーが集結している。

 そんななか、今季もここまで1ポイント差でアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ/トクスポーツWRT)とのタイトル争いを展開していた現ERCチャンピオン、アレクセイ・ルカヤナク(シトロエンC3ラリー2/サンテロック・ジュニアチーム)が木曜のシェイクダウンテストで大クラッシュを喫し、ラリー開始を待たずに撤退を決めるという窮地に陥っている。

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