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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.12.09 07:30
更新日: 2021.12.08 20:29

豪華スター陣集結のフィナーレは、同率首位のパストラーナが初代王者に/ナイトロRX最終戦

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ラリー/WRC | 豪華スター陣集結のフィナーレは、同率首位のパストラーナが初代王者に/ナイトロRX最終戦

 オープニングでジョーカーラップを消化していた弟ケビンや、弾き飛ばされたスピードらに対し、マージンを稼ぎたい先頭2台だったが、3周目に交差路へ向かい弟を抑え込むことに成功した兄ティミーとは対照的に、その後もスパートを続けたパストラーナは最終ラップでジョーカーへ飛び込んでいく。

 しかし合流地点で僚友スピードにもフタをされたパストラーナは4番手となり、ティミーを先頭にケビン、スピードの順でフィニッシュラインへ。この結果、スタンディング上ではパストラーナとスピードのスバル勢が219点で並び、開幕と最終戦を制したティミーが惜しくも218点で続く3位に。シリーズ初年度のタイトルは、勝利数で僚友を上回った“盟主”パストラーナの手に渡ることとなった。

「スバルありがとう、ファンにもありがとう、そして、お祭りに参加してくれた友人たち全員にありがとう!!」と、フィニッシュ後に喜びを爆発させたパストラーナ。

「今年は素晴らしい年だったし、ドライバーとしての自分の期待をすべて上回る結果になった。ドライバーとしては勝ちたいけれど、それ以上にNitroRXを最高のチャンピオンシップにしたいんだ。これで、シリーズのコンセプトは実証済みの支持が得られたね」と、主催者としても笑顔のパストラーナ。

「世界最高のラリークロスドライバーがいて、カイル・ブッシュやチェイス・エリオットのようなNASCARカップのタイトルホルダーが出演した。素晴らしい初年度だった。僕はシリーズの将来について、さらにワクワクしているよ」

 そんなトップカテゴリーに続くステップアップ・ラダー戦として併催のNRXクラスでは、インディカーも経験するセイジ・カラムが今季5勝目を飾ったものの、スウェーデン出身のキャスパー・ヤンソンを逆転することは叶わず。

 さらに特別戦として実施されたオフロードUTV『Side-by-Side(サイド・バイ・サイド)』によるイベントでは、地元アメリカ勢を撃破したSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権ランキング2位の実力者兼、電動オフロード選手権エクストリームEレギュラーのミカエラ・アーリン-コチュリンスキーが勝利。NASCARのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズに参戦するスター候補生、20歳のヘイリー・ディーガンは惜しくも4位と、表彰台を逃す結果に終わっている。

「スバルありがとう、ファンにもありがとう、そして、お祭りに参加してくれた友人たち全員にありがとう!!」と喜びを語った初代王者パストラーナ
3位表彰台でランキング同点首位まで追い上げた、第2戦勝者のスコット・スピード(#41/スバルWRX STIスーパーカー)
「彼は最多勝かつ、このシリーズをまとめあげた人物。誰にとっても幸福な結末だ」と、勝者ティミー・ハンセン(#21/プジョー208WRXスーパーカー/Red Bull Hansen NRX Team)
パストラーナ、スピードと同点首位でのシリーズ1−2を飾ったSubaru Motorsports USA


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