この『FC1-X』はすでに複数台が潜在エントラント向けにデリバリーされており、そのうち2022年はヨーロッパの主要チームであるJCレーステクニークと提携して4台体制での参戦を計画するDRRが最初の2台のレースシートを公表し、残り2台の枠も「後日発表する予定」としている。

「まずはこうして参戦体制を発表でき、モンスターエナジーなどの伝説的なブランドとのパートナーシップに非常に興奮している」と語るのは、DRRのチームオーナーでもあるデニス・ラインボールド。

「そして、アンドレアス(・バッケルド)やロビン(・ラーソン)など各界のチャンピオン経験ドライバーとの取り組みを、新しいグループE用マシン『FC1-X』と組み合わせることで、このNitroRXシリーズで世界最高のチームを形成できた。モンスターエナジー、タイトル経験者、そしてJC Raceteknikとの融合により、強固な組織が実現した。我々は確実にタイトル獲得に挑戦できる強力なチームになるはずだ」

 ラーソンは2021年も同チームからNitroRXに参戦し、アウディS1 RXクワトロをドライブしてランキング7位に。一方のバッケルドも限定プログラムながらスバル・モータースポーツUSAに合流し、グレンヘレン戦ではスバルWRX STIで3位表彰台を獲得している。

 一方のDRRもインディカーのかたわら2016年より本格的なラリークロス活動を展開しており、そのシングルシーターやNASCARでも活躍するセイジ・カラムを擁して、昨季は下部カテゴリーのNRX NEXTシリーズで年間5勝(ランキング2位)を挙げている。

 そのDRR以外にも、電動オフロード選手権のエクストリームEに参戦するオリバー・ベネットが、元F1王者ジェンソン・バトンを起用してエキサイトエナジー・レーシングからのエントリーを計画する同シリーズ。年またぎの2022-23シーズンとなるグローバル戦は、6月18~19日にイギリス・リデンヒルで幕を開ける。

2021年のEuroRX1王者に輝いたアンドレアス・バッケルドも、NitroRX本格参戦を決めた
同じく2014年の欧州王者であるロビン・ラーソン。昨季まで同チームのアウディでシリーズを戦ってきた

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