急成長をみせる21歳のロバンペラの活躍により現在3連勝中、選手権ランキングでも3部門でトップに立っているトヨタのボス、ヤリ-マティ・ラトバラ代表は自信を持ってサルディニアに臨むことができると述べた。

「トヨタGRヤリス・ラリー1にとって初のグラベルラリーであったポルトガルは、素晴らしい結果となり、チームは速く信頼性の高いクルマを作り上げたという自信を持ってサルディニアに臨むことができる。とはいえ、ポルトガルと同じような結果を出すのは、決して簡単なことではないことは理解している」

「サルディニアは気温が高く、路面は硬く、多くの石が転がっている。また、出走順による路面のコンディション変化も大きいため、我々にとってはポルトガル以上に不利な条件での走行になるはずだ」

「それでも、カッレ(・ロバンペラ)は現在絶好調だし、エルフィン(・エバンス)も先週末の戦いを経て自信をつけたはずだ」

「そして、今回はエサペッカ(・ラッピ)が我々のラインナップに復帰するが、彼は過去サルディニアで良い結果を残している。そのため、有利な出走順を追い風にきっと速く走ってくれることだろう」

 なお、このように語ったラトバラ代表だが彼は第5戦イタリアと同じ週末に、日本の富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』に出場することが決定済み。これはチーム代表がラリーの現場を留守にすることを意味している。

 ランキング2番手のティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)を46ポイント引き離して選手権首位に立っているロバンペラは、「サルディニアもまた、タフなラリーになるだろう」とコメント。

「出走順1番手で優勝争いに加わるのは、ポルトガルの時よりも難しくなると思う。それでも、“できる限り最高の仕事をする”という自分のターゲットは変わらないよ」

 第4戦ポルトガルで、今季3台目のGRヤリスをシェアしているセバスチャン・オジエにシートを譲り、今戦ふたたびステアリングを握るラッピは、「トヨタGRヤリス・ラリー1のグラベルでの高いパフォーマンスをポルトガルで目にし、来週のサルディニアへの期待がさらに高まった」と語った。

「(サルディニアでは)以前このチームにいた時もいい戦いができていたので、本当に楽しみだ。金曜日は出走順もいいから総合4番手以内、できれば表彰台を目指して戦いたいと思う」

TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表
TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表

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