ウェザーテックカラーをまとった59号車は、決勝レースの4時間目にティンクネルがフィリップ・エング(25号車BMW MハイブリッドV8)、ティメン・バン・デル・ヘルム(5号車キャデラックVシリーズ.R)、リッキー・テイラー(10号車アキュラARX-06)を次々にオーバーテイクしてトップ3に浮上する。

 プロトンのマシンはその後、ブルーニとジャニのスティントでもリードラップをキープし、残り1時間半を切ったところでティンクネルがコックピットに戻った。フィリペ・アルバカーキ(10号車アキュラ)のアクシデント後に訪れたピットラウンドでプロトンが彼を呼び戻さなかったため、イギリス人ドライバーは5つポジションを上げた。

「彼は燃料をセーブしていたので、チームはピットインせずに待機させることにした」とブルーニはSportscar365に語った。

「それは正しい判断だった。燃料は充分にあったのでギャンブルでもなかった」

 プロトンのドライバーたちは、プチ・ル・マンでの表彰台がチームの新しいトップレベル・プロトタイプ・プログラムにとって、厳しい戦いが続いたあとの追い風になると考えている。

 北米でのフィナーレイベントを終えたプロトン・コンペティションだが、チームはもう1台のポルシェ963でWECのシーズン終盤戦であるバーレーン8時間レースを戦う予定だ。

「プロトン、クリス(クリスチャン・リード/チームオーナー)、そして彼の兄弟にとって、彼らの投資やすべてに対するいい報酬だと思う」とジャニは振り返った。

 ティンクネルはこれに「すべてのボーイズ・アンド・ガールズたちにとってもね」と付け加えた。「彼らはファクトリーだけでなくサーキットでも徹夜を繰り返してきた。彼らの満面の笑みを見ることができて、クルマから降りたときは本当にうれしかったよ」

「重要なのは、この勢いをバーレーンに持ち込み2024年に向けてテストを行うことだ」

 プロトンの表彰台は、同じくポルシェLMDhユーザーであるJDCミラー・モータースポーツが、GTPシーズンの初めにザ・グレン6時間レースとカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パーク(モスポート)で獲得した2戦連続4位という、カスタマー・ポルシェ963のこれまでの最高成績を更新した。

2023年IMSA第11戦プチ・ル・マン 59号車ポルシェ963(プロトン・コンペティション)
2023年IMSA第11戦プチ・ル・マン 59号車ポルシェ963(プロトン・コンペティション)

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで