32歳のポルトガル人ドライバーは、ペナルティの原因となったコースアウトの責任が自身にあると認めた。
「あのとき、僕たちは左フロントを除いて3本のタイヤを交換したんだ」と彼は説明した。
「だからグリップレベルが違っていた。僕はそれに対して少しミスジャッジをしてしまった。あのブレーキングポイントは少しバンピーで、僕が掛けたブレーキプレッシャーに対してタイヤのグリップが足りず、ロックアップしてしまった」
「それは自体は僕の責任だ。速く走るにはプッシュが必要なクルマだからね。ハイパーカー・クラスでは多くの人がミスを犯していて、僕もそのうちのひとりだった」
「あのミスは自分自身をひっぱたくようなものだった」
ペナルティを受けたもののダ・コスタは、JOTAが初のハイパーカー・シーズンを力強く終えたため、今シーズン途中からポルシェ963のステアリングを握ってレースを戦ってきたなかでもっとも楽しい時間だったと感じていたという。
「とても楽しかった」とダ・コスタは述べた。
「このサーキットで競争力を発揮して戦えたことは、この1年でこのクルマに乗っていた中で一番楽しい時間だった」
「ポルシェは日々改善され、良くなってきている。来年はもっと楽しくなると思うよ」
なお既報のとおり、彼はポルシェの決定により2024年シーズンはWECに戻らずABB FIAフォーミュラE世界選手権に専念する予定だ。
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