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投稿日: 2016.04.21 11:18

ハートレー「あれは避けることができる事故」


ル・マン/WEC | ハートレー「あれは避けることができる事故」

FIA世界耐久選手権(WEC)、第1戦、シルバーストーン(イギリス)

アクションに満ちた開幕戦 – ポルシェ919ハイブリッド、2位でフィニッシュ

英国. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)の919ハイブリッドはワークスドライバー、ニール・ジャニ(スイス)/ロマン・デュマ(フランス)/マルク・リーブ(ドイツ)とともに、シルバーストーンにて4月17日に行われたFIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦決勝において2位でフィニッシュしました。

スリリングな6時間のレースを制したのはアウディでした。ル・マン・プロトタイプ(LMP1)に参戦したすべてのマニュファクチュアラー(アウディ、ポルシェおよびトヨタ)が決勝ではそれぞれトラブルに見舞われました。最大の悲劇に襲われたのはポルシェで、スタート後2時間ほどで現世界王者であるティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組がドライブするカーナンバー1がクラッシュしました。ハートレーが周回遅れのGTカーをオーバーテークする際に激しく接触しましたが、両車のドライバーは無事でした。ニール・ジャニはレースファステストラップ(1’40″303)を叩き出し、この革新的なハイブリッドレースカーの高い性能を証明しました。

カーナンバー1のレース展開:
スタートドライバーを務めたマーク・ウェバーは、予選で得た3位のポジションから徐々に先行する2台のアウディに追い付きます。7周目でウェバーはカーナンバー8のアウディをオーバーテークし、2位に浮上。さらに16周目にカーナンバー7のアウディをかわし、リードを奪います。27周を終えて、ダブルスティントが予定されているブレンドン・ハートレーにクルマを託します。ハートレーは55周終了時点でカーナンバー7のアウディに44秒と余裕のリードを保って、給油とタイヤ交換のためにピットに入ります。71周目、GTカーを追い越す際に激しい事故が発生し、世界王者達のレースはここで終了となりました。

カーナンバー2のレース展開:
スタートドライバーのロマン・デュマはカーナンバー8のアウディを追いつめるも抜くには至らず4位に留まります。26周を終えて、ニール・ジャニとドライバー交代し、ジャニは55周で給油とタイヤ交換のためにピットに戻りました。アウディのトラブルによって、58周目にジャニは2位に上がり、ポルシェの1-2態勢となります。71周終了後、ジャニは2度目のピットストップで、マルク・リーブに交代しました。メカニック達は給油とタイヤ交換に加えて、トラフィックで損傷したフロントノーズを交換しました。カーナンバー1の事故の後、カーナンバー2がレースをリードしました。アウディのカーナンバー8がトラブルによりコース上でストップしたため、フルコース・イエローが出されました。このイエローフラッグは76周目に解除され、再スタートでリーブはバトルに巻き込まれ、その隙にカーナンバー7のアウディがトップに躍り出ました。102周を終えて、リーブは再びデュマにクルマを託します。トヨタの損傷したタイヤの破片を処理する間、セーフティカーが導入されました。106周終了時点でグリーンフラッグが出された後、デュマは2位を維持します。132周が終了し、再度ジャニがドライブし2位をキープします。161周終了時点、暫定1位で919が給油とタイヤ交換のためにピットに戻り、ピットストップタイム短縮のために左側のタイヤのみを交換しました。ジャニがカーナンバー7のアウディの本格的な追撃を開始してから1周後、右側フロントタイヤがパンクしたため、彼は再度ピットインしなければなりませんでした。全194周の187周終了後、彼は最後のピットストップで少量の燃料を給油し、2位でレースを終えました。

レース後のコメント:
ポルシェAGの取締役会長であるDr オリバー・ブルーメのコメント:「レースは最後までスリルの連続で、まさに期待と失意が背中合わせでした。それがレースというものです。シーズン開幕戦は、世界耐久選手権のレベルが極度に高いことを明確に証明しました。大きく異なる車両コンセプトの厳しい戦いは、魅力的であり画期的です。レース結果だけでなく予選によっても、次回トップを奪還するという私たちのモチベーションがさらに高まりました」。

LMP1担当副社長であるフリッツ・エンツィンガーのコメント:「私達にとって、アクションに満ちたウイークエンドも、もう過去のものです。予選は理想通りではなく、決勝ではさまざまなトラブルに悩まされました。ブレンドン・ハートレーの事故もですが、彼に怪我がなかったのが何よりでした。終盤、カーナンバー2がパンクしました。いずれにしても、アウディに祝辞を贈ります。私達が2位で、トヨタが3位。チャンピオンシップを考えれば、悪くないシーズンのスタートです。観客の皆さんには、非常にエキサイティングなレースを楽しみにしていただきたいと思います。スパでは、また攻めていきます」。

チーム監督であるアンドレア・ザイドルのコメント:「アウディに祝辞を贈ります。今日は私達が勝てたレースでしたが、数々の出来事で実現しませんでした。カーナンバー1は大きなリードを保っていましたが、GTカーとの事故でレース敗退を喫しました。カーナンバー2もGTカーとの衝突があった上、パンクのため1回余分にピットストップを余儀なくされました。ですが、私達のクルマは最速で、ピットクルーも最速を誇っています。ヴァイザッハの開発チームと現地のクルーに感謝しています。私達は自分たちの強さに自信を持っています」。


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