「子どもの頃からずっと、クルマとレースに夢中だった。とくに好きだったのはル・マン24時間で、毎年テレビで見ていたし、モデルカーもいっぱい持っていた。そして1991年、十代の時に兄が免許をとったので、一緒にクルマでル・マン24時間を見に行ったんだ。そう、マツダが優勝したあのレースだよ。それが生で見た初めてのル・マン24時間で、以降は学校の試験が重なってしまった1年を除き、毎年必ずル・マンに行っていた。学生時代も、卒業してからもね」

 TOYOTA GAZOO Racing・ヨーロッパでWECチームのテクニカルディレクターを務めるデビッド・フローリーは静かに、しかし熱量を感じさせる語り口でル・マンへの想いを表現する。彼もまた、人生の大部分をレース、そしてル・マンに捧げてきたファナティックのひとりである。

■『大きな組織と小さな組織の融合』にも貢献

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