フォード、シボレー、BMW、フェラーリのワークスカーがしのぎを削るGTLMクラスでは、BMWチームRLLの25号車BMW M6 GTLM(アレクサンダー・シムス/ビル・オーバレン)が2017年シーズン初優勝。
この勝利は、チームにとって2015年の第11戦オースティン以来の優勝となると同時に、2016年にデビューしたBMW M6 GTLMの初優勝なった。2位はフォード・チップ・ガナッシレーシングの67号車フォードGT、3位にはコルベット・レーシングの3号車コルベットC7.Rが入った。
FIA GT3マシンで争われるGTDクラスは第5戦デトロイトで初優勝を飾り、今戦もポールポジションを獲得するなど、好調さをみせるマイケル・シャンク・レーシング(MSR)の93号車アキュラNSX(アンディ・ラリー/キャサリン・レッグ)が、合計5回のFCYが導入された難しいレース展開を制し、ポール・トゥ・ウインでGTDクラス2連勝を達成。
0.592秒差の2位はスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3。3位にはターナー・モータースポーツの96号車BMW M6 GT3がつけている。
MSRの僚友86号車は、レース終盤までクラス2番手につけていたが、チェッカーまで残り35分というところでマシントラブルが発生。チェッカーを受けずにレースを終えた。
2台のレクサスRC F GT3を走らせる3GTレーシングは、クラス3番手からスタートした15号車レクサスが5位。予選でクラッシュを喫し、クラス最後尾の17番手からスタートした14号車レクサスは6位完走を果たしている。
3台のオレカFLM09が出場したPCクラスはポールスタートのパフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカ(ジェームス・フレンチ/カイル・マーソン/パトリック・オーワード)が優勝し、今季の成績を5戦5勝とした。
WSCC第7戦は7月9日、舞台をカナダのモスポート・パークに移し2時間40分のセミ耐久フォーマットで行われる。