一方、2017年シーズン、すでに3回のポールポジションを獲得している7号車トヨタはマイク・コンウェイが前半のアタックを担当。2号車ポルシェに次ぐ2番手タイムを記録してピットに戻ってきた。

 セッション後半のアタックを任されたホセ-マリア・ロペスもコンウェイとほぼ同等のタイムを記録するが、ライバルの1号車ポルシェがタイムを縮めたため3番手にドロップしてしまう。

 チームは再逆転を狙いロペスに2度目のアタックを敢行させるも、運悪くLMP2クラスのマシンに引っかかってしまいタイムアップならず。結局、ポルシェの2台にフロントロウ独占を許してしまう結果となった。

7号車トヨタのマイク・コンウェイとホセ-マリア・ロペス
7号車トヨタのマイク・コンウェイとホセ-マリア・ロペス

「僕自身のアタックラップにはとても満足している。各セクターでわずかに遅れはしたけれど、最前列グリッド獲得には充分な速さだった」と語るのはトヨタ勢最速タイムをマークしたコンウェイ。

「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。プラクティス3回目の後に施したいくつかのセッティング変更が効を奏したんだ。そのおかげでクルマの感触は良かったよ」

7号車トヨタTS050ハイブリッド
7号車トヨタTS050ハイブリッド

 7号車トヨタの後半アタッカーを務めたロペスは「僕たちはプラクティスでやや苦しみ、ポルシェが速かったこともあって、予選のラップタイムは僕らが予想していたものよりも若干速いものだった」とコメント。

「それでも、チームの素晴らしい努力の甲斐あって、ポールポジションには届かなかったものの僅差にまで迫ることができた」
 
「残念だったのは僕の最後のアタックラップだ。LMP2カーがバックミラーを見ずにペースダウンしたため、タイムをロスしてしまった。あれがなければ、恐らく最前列グリッドを獲得できていたはずだ」

 WEC第5戦メキシコラウンドの決勝レースは9月3日(日)の現地時間12時(日本時間3日26時)にスタートが切られる。週末にかけて不安定な天候が続き、決勝日も雨の予報が出ていることから、レースでは各チームの事前準備とコンディション変化への柔軟な対応が勝負を左右することになりそうだ。

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