WECから30時間の走行が許可された7号車トヨタは、3週間後の開幕戦でも用いるローダウンフォース仕様で合計839周をラップ。総合2番手となったパーソナルベストタイムは1分34秒655。プライベーター最上位とは1.993秒差だった。
LMP1プライベーター勢では総合3番手となった11号車SMPレーシングと僚友の17号車SMP、アンドレ・ロッテラーらを擁するレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン、そして総合6番手につけたバイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ニスモまでが1分37秒台のタイムをマーク。
総合7~9番手となったCEFC TRSMレーシングの2台のジネッタG60-LT-P1・メカクローム、ドラゴンスピードの10号車BRエンジニアリングBR1・ギブソンは1分38秒台でテストを終えている。
LMP2クラスでは、元F1ウイナーのパストール・マルドナドを擁するドラゴンスピードの31号車オレカ07・ギブソンが1分40秒771でトップに。クラス2番手はシグナテック・アルピーヌのアルピーヌA470・ギブソン、同3番手にはロイック・デュバルが新加入したTDSレーシングの28号車オレカが入った。
新型ならびに改良モデル3車種が加わったLM-GTEプロクラスは、ポルシェGTチームの91号車と92号車ポルシェ911 RSRがワン・ツー。1分51秒台をマークした2台のポルシェ勢の後方に67号車、66号車フォードGTを走らせるフォード・チップ・ガナッシ・チームUKが1分52秒台のタイムでクラス3、4番手につけた。
フェラーリ488 GTEのエボリューションモデルを投入したAFコルセは、51号車フェラーリ488 GTE EVOがトップ4から1秒以上遅れてのクラス5番手。これにBMWチームMTEKの82号車BMW M8 GTE、アストンマーチン・レーシングの97号車アストンマーチン・バンテージAMRが続いている。
昨シーズンからエントリー数がほぼ倍増することとなったLM-GTEアマクラスでは、ポルシェの育成ドライバーであるマッテオ・カイローリがドライブするデンプシー-プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSRがトップタイムを記録した。ベストタイムはLM-GTEプロクラスの5番手タイムに相当する1分52秒936だった。
好調のポルシェ勢はGTEアマクラスでもトップ4を独占。クラス5~6番手にアストンマーチン勢が入り、澤圭太や石川資章らが駆るフェラーリ勢は2メーカの後塵を拝する結果となった。
シリーズ初の2年に跨る2018/19年“スーパーシーズン”は5月3~5日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開幕する。




