昨年はスパで優勝し、開幕2連勝を達成した一貴は「私にとって7シーズン目のWECになりますが、記憶に残るシーズンになってくれればと思っています。スパではさまざまな思い出がありますが、勝利を挙げた昨年のレースが一番です」とコメント。

「冬の間にフェルナンド(・アロンソ)とはともに多くのテストをこなしてきましたが、彼と一緒に実際のレースに臨むのはこれが初めてです。我々にとってもファンの皆さまにとっても、本当に楽しみなレースになると思います」

 そのアロンソは冬のテストを楽しめたと語る。

「オフシーズンテスト中、チームは本当に頑張ってくれた。このチームとの開幕戦に臨めるのは素晴らしい気分だよ。ル・マンもあと1カ月半後に迫り、僕自身、身が引き締まる思いだ」

「僕にとって初めてとなるWECへの準備はとてもエンジョイできたし、セバスチャン、一貴をはじめ、チームのドライバー達とともにこなしてきたプログラムは素晴らしい経験になったよ」

 また、7号車トヨタで可夢偉とマシンをシェアするコンウェイは、ローダウンフォース仕様のマシンで迎える開幕戦について次のように述べた。

「スパは大好きなサーキットのひとつで、またあそこに戻ってレースを戦える日が待ちきれないよ! ローダウンフォース仕様でスパを走ることになるというのも楽しみだし、オー・ルージュを高速で駆け上るのは間違いなく最高の気分だろう」

「僕はスパでのイベント自体が好きなんだ。ファンの皆はとてもレースに熱心で雰囲気もすごく良い。天気が良ければ格別だよね」

 同じく7号車を駆る僚友のロペスは「オフシーズンが長く感じた」と語り、同時に開幕戦を心待ちにしていたとコメント。

「これまでハードワークを続けてきたから、マシンの高い競争力を期待しているよ。昨年、僕はシルバーストンで怪我をして、スパは参加できなかった。だからLMP1マシンでスパを戦うのは初めての経験になるんだ」

「この素晴らしいコースをTS050ハイブリッドで走れるというだけでわくわくするし、チームのためにも良い結果となるように頑張りたい」

 シーズンのハイライトであるル・マン24時間の前哨戦として知られるWECスパ。今季は1年以上に渡って戦いが繰り広げられる“スーパーシーズン”のスタート地点となる注目の一戦は、5月3日(木)午後に予定されている90分間のフリープラクティスで幕が上がり、翌4日(金)のプラクティス、午後の公式予選を経て、5日(土)13時30分(日本時間20時30分)に6時間レースのスタートが切られる。

トヨタのプライベートテストに参加したフェルナンド・アロンソ
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2018/19年WECプロローグ
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