レース1優勝マシンの失格によって、2位表彰台を獲得した1号車アウディは1位に繰り上がり、88号車メルセデスも5位から4位となった。この時点でマルチェッロ/メドウズ組はランキング首位に対して9ポイントのビハインドとなったが、レース2の予選順位は2番手。対して1号車アウディが13番手と沈んだことから、最終レースでの逆転チャンピオン獲得の可能性も充分に考えられる状況となっていた。

 そうしたなかで迎えた日曜のレース2、表彰台獲得がタイトルへの絶対条件となる88号車メルセデスは、1号車アウディをアシストしたいベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの2号車アウディR8 LMSの猛攻を受ける。

 2台は1コーナーから2コーナーにかけてサイド・バイ・サイドとなるも、直後に2号車アウディの左フロントタイヤがパンクしたことでバトルはあっけなく終了。難を逃れたマルチェッロは、ポールから首位を行くブラックファルコンの6号車メルセデスAMG GT3を捉えにかかる。

 後方では1号車アウディが予選13番手から猪突猛進の勢いで追い上げを開始し、すぐさま9番手に順位を上げてくる。また、AKKA ASPの87号車メルセデスAMG GT3を抜きあぐねていた9周目には、1コーナーの侵入で7番手の僚友17号車アウディが、ライバルの頭を抑える間に大外から1号車アウディを逃がす“技あり”のチームプレイをみせ、仮に88号車メルセデスが2位ならば1号車アウディがタイトルを獲得できる7番手に浮上させた。

 さらに上位を目指すWRTはスタートから25分後のピット・ウインドウ・オープンと同時にミースをピットに呼び戻す。このアンダーカットで2台を交わした1号車アウディは5番手にポジションアップ。眼前のアテンプト・レーシング、66号車アウディを交わせば88号車メルセデスが優勝してもポイントを上回れる状況とした。

 その88号車メルセデスは、1号車アウディのピットインから4周後の17周終わりに首位6号車メルセデスと同時にピットへ。AKKA ASPはここでのピット勝負に勝利し、メドウズ駆る88号車をトップでコースに復帰させる。

 レース後半は4番手を争う66号車アウディと1号車アウディの息詰まるバトルに注目が集まったが、約20分に渡ってテール・トゥ・ノーズが続くも順位は変わらない。このまま66号車アウディが逃げ切るのかと思われたが、チェッカーまで残り6分を切った29周目にリベラスが勝負に出た。

■1コーナーから6コーナーまで続いたアウディR8どうしの激熱バトル

スプリントカップ第5戦レース2 スタートシーン
レース1を制すもレース2では16位完走扱いに終わった1号車アウディ
6号車メルセデスはポールスタートからレース前半をリードするも、ピットで順位を落とし2位となった
2018スプリントカップ第5戦 レース2結果(PDF)

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