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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.01.28 14:15
更新日: 2019.01.28 14:57

デイトナ24時間:雨の中で魅せたアロンソ「勝ちたかったレースのひとつ。達成感を得られた」

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ル・マン/WEC | デイトナ24時間:雨の中で魅せたアロンソ「勝ちたかったレースのひとつ。達成感を得られた」

 ここで速さを見せたのがアロンソ。トップに躍り出ると、すぐさま後続を引き離してみせた。雨がさらに降り続け、コースの許容量を超えてしまったためにレースはイエローフラッグ下でのペースカーラン、さらには赤旗中断へと変わった。朝の7時過ぎのことだ。その後にレースはまた再開されたが、デイトナ史上初の2回目の赤旗がゴール前約2時間で出された。

 そして、レースはそのまま再開されることなくチェッカーフラッグ。2回目の赤旗が出された時にトップにいたのは、アロンソと可夢偉を起用したWTRのコニカミノルタ・キャディラックDPi-V.Rだった。

 優勝の立役者はもちろんアロンソだ。序盤のドライコンディションでは7番手からトップにまで躍り出ると、2回目のウエットコンディションでもふたつのポジションアップを果たしてトップに復活してみせた。ゴール前に雨がひどく降ったコンディションでは、前の出番でみせた速さを買われて3回目の搭乗を任されている。

 また、可夢偉は雨が降る前にアロンソからマシンを受け取ると、ドライコンディションの夜間走行を4スティントに渡って続けた。担当した時間帯の後半にイエローフラッグ発生によるペースカーランはあったが、長い仕事をこなした末にトップの座を保ち、マシンに何らダメージを与えずにバン・デル・ザンデに襷を渡した。

「可夢偉はパフォーマンスもキャラクターも最高」とチームオーナーのウェイン・テイラーは絶賛。

 可夢偉は「勝つために呼ばれたというところがあったと思うので、期待されたとおりにそれを達成できてうれしい。プレッシャーも大きかったけれど」とレース後に話した。

 アロンソは「デイトナも勝ちたかったレースのひとつ。伝統あるコースだから」とコメント。

「雨による赤旗、レース短縮はあったけれど、充実し達成感を得られたレースとなった。序盤のドライコンディションではトップに躍り出で、後半のウェットでは速いラップを重ね、トップに立ってからは後続を大きく引き離したんのだからね」

 日本人のデイトナ24時間レース総合優勝は、1992年の長谷見昌弘、星野一義、鈴木利男組以来2回目、4人目だ。

 今日の総合2位はウエットの終盤に猛チャージを見せたウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R(フェリペ・ナッセ/エリック・カラン/ピポ・デラーニ組)。3位は予選4位だったアキュラARX-05(リッキー・テイラー/エリオ・カストロネベス/アレクサンダー・ロッシ組)だった。

デイトナ24時間のウイナーに与えられる腕時計ロレックス・デイトナ
デイトナ24時間のウイナーに与えられる腕時計ロレックス・デイトナ


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