
この16年仕様R18は、今季序盤から速さをみせる。レース後にスキッドプレートの厚みが規定に届かず失格となった開幕戦シルバーストンでは、7号車アウディが2号車ポルシェに46秒もの大差をつけトップチェッカー。

続く第2戦スパでは各陣営にトラブルやアクシデントが発生するサバイバルレースを戦い抜き、8号車アウディが優勝している。
しかし、開幕2連勝と波に乗って挑んだル・マン24時間では、ポルシェ、トヨタ陣営に速さで遅れを取っただけでなく、ゼロベースでの設計による弊害か、整備面で時間がかかる場面も多く、強さでもライバルに引けを取ってしまう結果となった。

その後のスパ、メキシコ、オースティンの3戦でも、アウディは2位を2回、3位を1回と表彰台には上がっているものの、3連勝した1号車ポルシェには1歩及ばず苦戦が続く。
陣営のトレルイエ、ロッテラー、デュバルらが走り慣れている富士スピードウェイで反撃開始となるか。活躍に期待したい。
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