現在、オレカの支援を受けてWEC“シーズン8”のLMP1プログラムを実行しているレベリオンもまた、ここ数週間ハイパーカー規定への関与を評価している。

 スイスチームのカリム・ブハドラCEOによれば、レベリオン・レーシングはハイパーカー・プログラムの技術提携を年内にも結びたいと考えているという。

「デッドラインは9月末までとした。すでに2020年シーズンへの準備は遅れているため、これ以上遅らせる余地はない」とブハドラ氏。

「現実的には、レベリオンがハイパーカー・プログラムを開始するのは2021/22年シーズンからになるだろう」

「クルマを作るには1年半はかかる。我々は(2020/21年に間に合うよう)無謀とも言える速さで決断を下さなければならないという選択を取る必要はないんだ」

 また、ブハドラ氏はチームが2019/20年シーズン第2戦富士から参戦台数を1台に減らすことについて、新しいプロジェクトに充てるリソースを割くために採られた決定であることを示唆した。

「それは単に財政的な要因によるものだ」と彼は述べた。

「今シーズンは、(ハイパーカー規定に向けて)新しい車を手に入れるために費用がかかるため、出費を抑えたいと考えているんだ」

 そう語ったブハドラ氏は先月、チームが開発のためのシーズンとして2020/21年に現行のLMP1シャシーとハイパーカーのパワートレインを組み合わせて、テスト参戦する可能性を示唆している。

LMP1クラスにフル参戦しているレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン
LMP1クラスにフル参戦しているレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン

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