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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.10.15 13:35
更新日: 2019.10.15 13:57

IMSA:モントーヤ組アキュラが“トリブルクラウン”達成。プチ・ル・マン優勝は31号車キャデラック

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ル・マン/WEC | IMSA:モントーヤ組アキュラが“トリブルクラウン”達成。プチ・ル・マン優勝は31号車キャデラック

 僚友のアクシデントによって前が開けた31号車キャデラックは一時、2番手につける10号車キャデラックにコンマ2秒差まで迫られるも、最後はコンマ9秒差でこれを振り切って今季2度目のトップチェッカーを受けた。開幕戦デイトナ24時間以来の優勝を狙った10号車キャデラックが2位。トップから9.8秒差の3位には7号車アキュラが入っている。

 シリーズタイトル争いでは、ランキング2番手の31号車キャデラックのナッセ/デラーニ組が優勝し獲得ポイントを297点に伸ばした一方で、ランキングトップで今戦を迎えた6号車アキュラのモントーヤ/キャメロン組も4位に入り、302ポイントとしたことでキャメロンが2度目、モントーヤが初めてのIMSAシリーズチャンピオンに輝いた。

 6号車アキュラはチームタイトルも獲得し、マニュファクチャラーズタイトルでもアキュラが5ポイント差でキャデラックを上回り、参戦2年目での初戴冠を成し遂げている。

 2台がエントリーしたLMP2クラスでは、ポールポジションを獲得したパフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカ07・ギブソンが、PR1・マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンをリードする。

 しかし、その38号車オレカはスタートから1時間25分後に7号車アキュラに追突された弾みでコースアウトし、コンクリートウォールにヒット。足回りを損傷したことでリタイアを余儀なくされてしまう。ライバルが消えた52号車オレカだったが、こちらもレース中盤にトラブルが発生したことでリタイアに。この結果、最終戦は優勝車なしで終えるなかで52号車のマシュー・マクマリーがLMP2クラス王者を決めることとなった。

 GTル・マン(GTLM)クラスではスポット参戦のかたちでシリーズに復帰したリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GTE Evo(ジェームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ダニエル・セラ組)が、フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車、67号車フォードGTとの争いを制してポール・トゥ・ウインを達成。

 2位は67号車フォードGT、3位にはBMWチームRLLの25号車BMW M8 GTEが入った。今戦がラストレースとなるC7型コルベットを走らせるコルベット・レーシングは3号車シボレー・コルベットC7.Rの4位が最上位だった。チャンピオンシップはポルシェGTチームが、912号車ポルシェ911 RSR(アール・バンバー/ローレンス・ファントール組)のドライバーズタイトルをはじめ、チームタイトルとマニュファクチャラーズタイトルも獲得して“トリプルクラウン”を達成している。

■アキュラ、GTDクラスでも戴冠。NSX GT3がダブルタイトル獲得

アキュラ・チーム・ペンスキーは、ドライバーズタイトルとチームタイトル、さらにマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
アキュラ・チーム・ペンスキーは、ドライバーズタイトルとチームタイトル、さらにマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P
マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P
GTLMクラスで優勝したリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GTE Evo
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フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの67号車フォードGT
フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの67号車フォードGT


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