2位表彰台を獲得した一貴もライバルの勝利を祝福し、同時にトヨタチームの仕事を称賛した。

「ミスなくレースを戦って勝利を挙げたレベリオンチームを祝福します。我々はチームとして最大のパフォーマンスを発揮することに集中し、この週末、チームはそれに応えて素晴らしい仕事をしてくれました」

 ランキング首位を守った7号車の可夢偉は「楽しむことができた」とレースを振り返り、「サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います」と続けている。

 全8ラウンド中の第5戦を終え依然として選手権をリードするTOYOTA GAZOO Racingは、今大会後もアメリカに留まり3月20日にフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われる次戦WEC第6戦セブリング1000マイルに臨む。

 TOYOTA GAZOO Racing WECチームドライバーの第5戦オースティン後コメントは以下のとおりだ。

■7号車トヨタTS050ハイブリッド(決勝3位)

●マイク・コンウェイ

「厳しいレースだった。自分の担当するスティントでも、競争力のあるラップタイムで走るのは困難だったよ」

「スタートでホセ(ホセ-マリア・ロペス)が前を行く8号車からそれほど離されなかったので、僅かな望みは持っていたのだけどその後、差は開いていくばかりだった。」

「僕たちは選手権争いのために可能な限り上位でフィニッシュすべく努力を続けた。ランキング首位を守れたのが救いだね」

●小林可夢偉

「僕自身は楽しむことのできたレースでした。チームはレースウイークの当初から素晴らしい仕事をしてくれて、ピットストップも速かったです」

「サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います」

「我々は全力を尽くしましたが、勝利を争うチャンスがなかったのは残念です。とはいえ、優勝したレベリオンはミスなく素晴らしいレースを戦いました。彼らには祝福を送ります」

●ホセ・マリア・ロペス

「計算上、LMP1クラスでもっとも遅い車両でレースを戦うのが簡単ではないことは分かっていたので、この週末は可能な限り多くのポイント獲得することに集中していた」

「もちろんレースを戦う以上、いつも優勝を目指しているが、今日は3位が精一杯だったよ。しかし、レースでは幾つか明るいニュースもあったんだ」

「TS050ハイブリッドは非常に快適で、何度か良いラップタイムも刻めたことでそのパフォーマンスにも満足しているし、タイトル争いでもまだ我々は首位を守っている」

総合3位表彰台を獲得した(左から)マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス
総合3位表彰台を獲得した(左から)マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス

■8号車トヨタTS050ハイブリッド(決勝2位)

●セバスチャン・ブエミ

「我々は今日、最善を尽くした。これ以上できることはなかっただろう」

「優勝したレベリオンは本当に素晴らしい走りで、僕たちには彼らを破るだけのペースがなかった」

「チームメイトの7号車がさらに多くのサクセス・ハンディキャップを課されたことで彼らとのバトルもなく、淡々としたレースになったね。自分たちのできる限りのレースをしたけれど、やや不思議な気分だ」

●中嶋一貴

「我々にとってはタフなレースでした。首位を行くレベリオンから大きく離されることはありませんでしたが、彼らは勝てるだけの速さを持っていました。ミスなくレースを戦って勝利を挙げたレベリオンチームを祝福します」

「純粋な速さでは僕たちに勝つチャンスはなかったと思います。我々はチームとして最大のパフォーマンスを発揮することに集中し、この週末、チームはそれに応えて素晴らしい仕事をしてくれました」

●ブレンドン・ハートレー

「僕たちのチームは、ドライバーがミスなくスティントをこなし、ピットストップも素早く良いレースを戦った」

「何かが起こらなけらば逆転が難しいことは分かっていたが、レベリオンは完璧に走り切ってみせた。彼らはとても競争力が高く、明らかに我々よりも良いペースで走っていた」

「決勝レース中、TS050ハイブリッドは快調で、他クラスの車両をかわしながらの走行は非常に楽しかったよ。しかし、ライバルとの接近戦ができなかったのは少し残念だね」

マイク・コンウェイがドライブする7号車トヨタTS050ハイブリッド
マイク・コンウェイがドライブする7号車トヨタTS050ハイブリッド
セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組8号車トヨタTS050ハイブリッド
セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組8号車トヨタTS050ハイブリッド
レベリオン・レーシングのドライバーと検討を称え合う中嶋一貴(中央)
レベリオン・レーシングのドライバーと検討を称え合う中嶋一貴(中央)

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