クビサはチームのふたつのLMP2プログラムにおいて確定した最初のドライバーであり、WECのドライバー陣容はまだ発表されていない。
WRTによれば、ELMSへのコミットメントは、2021年のル・マン24時間レースにおける2台目のエントリー申請を容易にするために行なわれたものだという。チームはWECへのフルシーズン参戦により、すでにル・マンで1台分のグリッドを確保している。
WRTは2016年のELMSスパ戦でLMP2デビューを果たし、ローレンス・ファントール/ドリス・ファントール/ウィル・スティーブンスがドライブするリジェJS P2・ジャッドで2位フィニッシュを果たしている。
「このカテゴリーはモータースポーツのDNA、歴史、伝統の重要な構成要素である。耐久レースを我々の活動に追加できることに、心から興奮している」とチーム代表のヴァンサン・ボッセは述べている。
「FIA WECに参戦することを決めた瞬間から、ELMSでも同時にプログラムを実施することは我々にとって完全に理にかなっており、この計画を実現できることを嬉しく思う」
「(ELMSにも参戦するという)新たな挑戦に取り組むことは、より多くを、より速く学ぶことの助けになるだろう」
「WRTファミリーにロバートを迎えることができて嬉しい、というのは控えめな表現だ。我々全員、そしてとくに私個人は、ロバートをドライバーとして、そして人としてもとても尊敬している。彼は真のレーサーであり、止められない情熱に駆られた男だ」
「我々は過去にも彼とは話をしてきたが、彼とともに働けることでまた別の夢が現実となった。現在は、他のドライバーについても評価・検討を行なっている。まもなく、残りのラインアップを発表することを楽しみにしている」