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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.05.01 02:52
更新日: 2021.05.01 12:02

ハイパーカー時代最初の予選でトヨタがフロントロウ独占。可夢偉が7号車にポールもたらす/WECスパ

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ル・マン/WEC | ハイパーカー時代最初の予選でトヨタがフロントロウ独占。可夢偉が7号車にポールもたらす/WECスパ

 GTEアマクラスでは、ポール・ダラ・ラナ駆る98号車アストンマーティン・バンテージAMR(アストンマーティン・レーシング)が2分16秒881で暫定トップに立った。しかしこれをベン・キーティングが乗り込んだ33号車アストンマーティン・バンテージAMR(TFスポーツ)が2分14秒660というタイムで逆転し、ポールポジションを奪った。
 
 ダラ・ラナもその後タイムアップを果たしたが、再逆転は叶わずクラス2番手どまり。同3番手にはアンドリュー・ハリアントが搭乗した88号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)が入っている。星野敏の777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)はタイム抹消によりノータイム扱いとなりクラス最後尾に終わった。

 GTEクラス予選の終了後に予定されていたハイパーカーとLMP2クラスの予選は、定刻より22分遅れでの開始となった。トヨタ勢は真っ先にアタックを行い、まずは可夢偉の7号車が2分00秒747というタイムを刻み暫定トップに。続けて中嶋一貴がステアリングを握る8号車トヨタがコントロールラインをくぐり2分01秒266をマーク。暫定2番手につける。

 ハイパーカークラスのライバルである36号車アルピーヌA480・ギブソンはフライングラップ後、一度ピットに戻ってからの再アタックに臨み、セッション最終盤になって元トヨタドライバーのニコラ・ラピエールのドライブで2分02秒652をマークした。

 この結果、7号車トヨタがハイパーカークラス最初のポールシッターとなるとともに、トヨタはWEC新時代最初の予選でワン・ツーを決め、決勝グリッドでのフロントロウを独占している。

 ハイパーカーとポールポジションを争う可能性も指摘されていたLMP2クラスの車両では、プロローグから好調を維持するユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカ07・ギブソンが2分02秒404をマークし、クラスポールを獲得した。
 
 フィリペ・アルバカーキが記録したこのタイムは、アルピーヌのそれを上回っており22号車オレカは総合3番手となった。クラス2番手/総合5番手はニック・デ・フリースがアタッカーを務めた26号車アウルス01・ギブソン(Gドライブ・レーシング)、総合6番手には29号車オレカ(レーシング・チーム・ネーデルランド)が入り、同車がLMP2プロ・アマ首位となっている。

アルピーヌ・エルフ・マットミュートの36号車アルピーヌA480・ギブソン
アルピーヌ・エルフ・マットミュートの36号車アルピーヌA480・ギブソン
TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド
TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド
レーシング・チーム・ネーデルランドの29号車オレカ07・ギブソン
レーシング・チーム・ネーデルランドの29号車オレカ07・ギブソン
ユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカ07・ギブソン
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