ジャンソニーはまた、トラックテストが不足しているにも関わらず、プジョーのチームはそのLMHルールの解釈に競争力があり、画期的であることに「自信を持っている」と付け加えた。

「明確に、我々はル・マンに勝つという確固たる意図を持って、このマシンを設計した」と彼は言う。

「とくにリヤウイングについては、リスクをおかしていない。過去数カ月にわたって行なった風洞、およびシミュレーションのすべての結果から導かれたものだ」

「だが、まだこのクルマをトラックで走らせていないので、少しの謙虚さを保つ必要がある」

「現在のところ、(これまでに見てきた)すべてのことから、我々は自信を持っている。確信している、という意味ではない。ただ、我々は本当に自信に満ち溢れているのだ」

 プジョーのWECプログラムを含むステランティスのモータスポーツ・ディレクターであるジャン・マルク・フィノーは、彼らが“白紙の状態から”ハイブリッドLMHカーを設計することができたことは、これまでのところ有益であると証明されている、と説明する。

 プジョーの直近の耐久レースプログラムは、プジョー908 LMP1でのル・マン24時間/インターコンチネンタル・ル・マン・カップ参戦プログラムで、2011年に終焉を迎えている。ハイブリッドLMP1時代を含む現在までの10年間のギャップによって、プジョーは白紙の状態から9X8ハイパーカーを設計できたとも言える。

「このような非常にオープンな規則のおかげで、必ずやリスペクトされるであろうデザインとともに、通常の規則では得られない革新をもたらすことができる」とフィノーは述べている。

「良かったのは、白紙の状態から始めることができたということ。一方でトヨタは長い間LMP1でレースをしてきたが、そこからいくつかのモジュールや考え方を引き継ぐことができている」

「それはもちろん、ネガティブなことではない。私だって、LMP1からいくらかの技術的なものを手にしたい!」

「また、我々には耐久レースでの経験を積む必要もある。なぜなら、10年、12年、70年といった耐久レースの経験を持つライバルと対峙することになるからだ。だから我々はまだ、とても控えめなのだ」

プジョーが最後にル・マンに出場したのは、トヨタ参戦前年となる2011年のこと
プジョーが最後にル・マンに出場したのは、トヨタ参戦前年となる2011年のこと

近年のル・マンにおけるリヤウイングを持たないマシンとしては、2014年に特別枠で参戦したニッサンのZEOD RCが挙げられる。
近年のル・マンにおけるリヤウイングを持たないマシンとしては、2014年に特別枠で参戦したニッサンのZEOD RCが挙げられる。

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