■7号車トヨタGR010ハイブリッド(決勝1位)
●小林可夢偉
「我々7号車はシーズンの序盤2戦からそうでしたが、レースウイークを通して速かったです。過去2戦では運に恵まれず、今日もいくつかトラブルに見舞われましたが、ようやく勝つことができました」
「この週末のレースで、ル・マンでは絶対に許されない信頼性の問題が発生し、まだ相当な努力が必要だということを示したと思います。7号車は本当に強くなっていますし、チームとしてまとまっているので、今年のル・マンは大きなチャンスだと思っています」
「今日はモンツァで勝つことができて本当に嬉しいですし、ここで勢いが得られたことは、次に待つ最大のレースへ向け、とても重要です」
●マイク・コンウェイ
「モンツァは素晴らしいコースだし、ファンの皆さんも戻ってきたこのレースで勝つことができて最高の気分だ」
「GR010ハイブリッドはレースウイークを通じて好感触で、走行を重ねるごとに調子を上げていった。決勝レースでは、必要なときに後続との差を広げることができ、ペースも良かった」
「終盤は可夢偉のトラブルやタイヤパンクなどもあり、一進一退の攻防となったが、首位を守りきることができ、面白いレースだったと思う。今季初勝利を手にすることができて本当に嬉しい。8号車は大変な一日となったが、7号車についてはとても満足している」
●ホセ・マリア・ロペス
「何が起こるか分からないのが耐久レースだが、今日は本当にさまざまなことが起こった」
「とんでもないレースだったが、我々は着実に走り抜き、勝利した。レースは常に最速の車両が勝つというわけではないが、我々7号車はこの週末最速であり、このことは次戦ル・マンへ向けてとても励みになる」
「レース前の全てのセッションでトップタイムをマークし、ポール・トゥ・ウィンを飾るというのは、なかなか無いことだが、それをともに成し遂げてくれた可夢偉とマイクを誇りに思っている」
「エンジニアやメカニックといったチームクルーも全員がとても良く頑張ってくれた。TGR全体としては大変なレースだったが、さらに強くなってル・マンに臨みたいと思う」
■8号車トヨタGR010ハイブリッド(決勝33位)
●中嶋一貴
「私がドライブするときには、すでに修復のために大きくタイムを失っており、できることは安全に8号車をチェッカーまで走らせることだけでした」
「8号車を完走させるために大変な作業をこなしてくれたメカニック全員に感謝するとともに、優勝した7号車を祝福します。彼らの戦いぶりは勝利に値する素晴らしいもので、チームとして連勝できたことも良かったです」
「ル・マンはもっとスムーズなレースになることを願っています」
●セバスチャン・ブエミ
「我々にとってはとても難しいレースになってしまったが、全力は尽くした」
「序盤は順調で、僅差の2位で7号車についていけた。その後、燃料系のトラブルに続き、ホイールハブにもトラブルが発生した。6時間のレースではこれらのトラブルで失った時間を取り戻すのは難しく、我々にできることはあまりなかった」
「選手権ポイントを多く獲得できなかったのは残念だ。ル・マンまでにはこの問題を克服しなくてはならない」
●ブレンドン・ハートレー
「今日が我々の日ではないのは間違いない。しかし、ル・マンではなく、モンツァでこのようなトラブルに見舞われたことは良かったと思う。ル・マンはシーズン1年で最も勝ちたいレースだ」
「我々の8号車は燃料系のトラブルに見舞われ、修復のためにピットイン、その後ホイールハブのトラブルも発生した」
「ドライバーズポイント争いでは差を詰められてしまったが、まだシーズンは続くし、こういうことがあるのがモータースポーツだと分かっている。ル・マンへ向けて仕切り直す」