2021年WEC世界耐久選手権第4戦/第89回ル・マン24時間レースは、トヨタGAZOO Racingのワン・ツー・フィニッシュで幕を閉じた。今季よりWECの最高峰クラスに採用された新規定『ル・マン・ハイパーカー(LMH)』に準じた新マシン、『GR010ハイブリッド』を投入したトヨタにとっては最高のリザルトとなったが、レース後半に発生した燃料系のトラブルは、致命傷ともなりかねないものだった。

 2位となった8号車GR010ハイブリッドの中嶋一貴がレースから5日後、日本メディア向けのリモート取材で明らかにしたところによれば、このトラブルに対処するため、ドライバーたちはコクピットのなかで通常とは異なるボタン/スイッチ類の操作を強いられていたという。

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