ハイパーカー&LMP2に先立ち、現地時間17時20分からはLMGTEプロ&アマクラスの予選が行われた。
ポルシェ2台、フェラーリ2台で争われるLMGTEプロクラスでは、4台がともにセッション開始からしばらくはピット前で待機。その後、LMGTEアマ勢がアタックを敢行するなか続々とコースインしていくと、まずはAFコルセ52号車フェラーリ488 GTE Evoのダニエル・セラがトップに立つ。
しかしこれを上回るタイムをマークしてきたのが、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19をドライブするケビン・エストーレだった。エストーレは1分56秒041をマークした。
残り1分を切ると、92号車とタイトルを争うAFコルセ51号車のジェームス・カラドがタイムアップに成功。92号車に0秒160差まで迫る2番手に入るが、これ以上のタイムアップはならなかった。3番手には91号車ポルシェのジャンマリア・ブルーニ、4番手がセラという予選オーダーとなった。
92号車にはポールポジションの1ポイントが加わったため、これで51号車と同ポイントに並び、タイトル決戦を迎える。
LMGTEアマクラスでは、チェティラー・レーシング47号車フェラーリのロベルト・ラコルテがセットした暫定ポールタイムを、一度はAFコルセ83号車フェラーリのフランソワ・ペロードが上回る。しかし残り1分を切ってからラコルテがタイムを縮め、再逆転でクラスポールを獲得した。
木村武史がアタックを担当したケッセル・レーシングの57号車フェラーリはクラス10番手、星野敏がアタックを担当したDステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRはクラス11番手で予選を終えている。
WECの2021年最終戦となる第6戦バーレーン8時間レースは、11月6日(土)の現地時間14時(日本時間20時)に、決勝スタートを迎える予定だ。

