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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.13 15:37
更新日: 2022.03.14 14:14

ランボルギーニのLMDh参入発表が保留との噂/新BoP、早速変更の可能性etc.【WECプロローグ・初日Topics】

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ル・マン/WEC | ランボルギーニのLMDh参入発表が保留との噂/新BoP、早速変更の可能性etc.【WECプロローグ・初日Topics】

 昨シーズンも問題となっていたハイパーカーとLMP2、両クラスの“階層化”の促進のため、2022年のLMP2はさらにラップタイムを遅くする調整がされる。

 WECのブルテンによれば、この調整には8kW(約11馬力)の削減をもたらす新たなエンジンマッピング、フロントのダイブ・プレーンの削除、(オレカ07の規定タンクサイズよりも10リッター少ない)65リッターの燃料タンク容量、ディフューザーの50mm短縮に加え、リヤウイングのフラップに10mmのガーニーを追加し「空力バランスを補正」することが含まれている。車両は引き続き、“ル・マン・スタイル”のローダウンフォーム・トリムでレースをすることになる。

 また、パドックの複数の情報筋によれば、LMP2クラスにタイヤを独占供給しているグッドイヤーは今季、インターミディエイト・タイヤを廃するという。スリックタイヤに関しては、今季も2021年と同様の“ミディアム・プラス”コンパウンドが引き続き使用されるものと考えられている。

セブリングを走るユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカ07・ギブソン
セブリングを走るユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカ07・ギブソン

■プロローグ終了後、第1戦までにBoPが変更される可能性も

 プロローグ終了後、3月16〜18日に開催される第1戦セブリング1000マイルまでの間に、BoP(性能調整)が変更される可能性が浮上している。

 LMP1ノンハイブリッド車両でハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ・エルフ・チームの代表であるフィリップ・シノーは、同クラスのBoPを決定するため、彼らがFIAとACOからの要請に「従って」作業を行っていると述べている。

 WECのブルテンには「BoPは、WECコミッティの独自裁量により決定される。管理上の誤記訂正を除き、イベント中にBoPを変更することはできない(ル・マン24時間を除く)」と記されているが、プロローグと第1戦は“異なるイベント”とみなされる。

 プロローグを前に、トヨタGR010ハイブリッドのフロント・ハイブリッドシステムに関して、そのアクティベーション・スピードが引き上げられるなどのBoPが発表されているが、これらはプロローグを経て変更される可能性がある。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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