レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.21 09:33
更新日: 2022.03.21 09:52

大クラッシュのトヨタ7号車「モノコックは変形しすぎていて使えない」と技術首脳/WEC

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | 大クラッシュのトヨタ7号車「モノコックは変形しすぎていて使えない」と技術首脳/WEC

 バセロンはまた、セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮が2位につけた8号車GR010ハイブリッドについては、「集中した」レースだったと語り、大きな問題はなかったと説明している。

 8号車にとってイレギュラーだったのは、7号車のクラッシュによる赤旗の後、セーフティカーランでのレース再開時に緊急の燃料補給を行ったこと。これにより、一時708号車グリッケンハウス007 LMHに2番手の座を明け渡したが、グリッケンハウスがSC時の追い越しでペナルティを受けたこともあり、その後2番手を回復している。

「すべてクリーンで、フリープラクティスよりも少し良かったと思う」とバセロンは振り返った。

「大きな問題はなかった。適切なタイミングで、適切なタイヤ(スペック)を使用した。ピットストップのミスはない。我々は、できる限りの機会を利用した。チームの観点からすれば、良いレースだった」

 バセロンはまた、ハイパーカーデビュー戦となった平川亮のパフォーマンスに、満足していると語っている。

「亮は非常に良いダブルスティントをした」とバセロン。

「彼は当初、スピードを上げるために数周を要した。安全にいくという面で、それは非常に良いことだった。彼のセカンドスティントは、とても良かった。タイヤのデグラデーションも非常に少なかった」

「彼は、とてもいい第一歩を踏み出したと思う」

2位表彰台を獲得したトヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッドのドライバー。左から平川亮、ブレンドン・ハートレー、セバスチャン・ブエミ

 アルピーヌ・エルフ・チームのノンハイブリッドLMP1車両であるアルピーヌA480・ギブソンが優勢を示して優勝した後、バセロンはハイパーカークラスのBoP(性能調整)についてはコメントしようとしなかった。

「我々の目標は、7号車では達成できなかったミスのないレースをすることだった、とは明白に言える」とバセロン。

「我々は8号車で集中したレースを戦えたと思うが、あとのことについてはコメントできない」

 BoPについてさらにコメントするよう求められたバセロンは、こう答えている。

「(第2戦)スパに向けて何がされるべきかについては、私はコメントできない」

「ある時点において、1台の速いハイパーカーの存在を我々は見せられた。それだけだ」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース