キャデラックの最初のシャーシはすでにアメリカに到着しており、クラウザーは今年の夏からサーキットでのテストを開始すると述べた。

 彼女は具体的な時期は明らかにしていないが、Sportscar365は最初のテストはチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)とアクション・エクスプレス・レーシング(AXR)の2チームとの共同作業となり、今月末に実現するのではないかと考えている。

「両チームは非常に緊密に連携しています」とクラウザーは言う。「目標はできるだけ早く2台のマシンを入手し、それぞれのワークショップに1台ずつ置けるようにすることです」

「しかし当面は1台だけで、インディアナポリスの隣にあるダラーラに収容されますが、AXRもテストに参加します」

「私たちは(パートナーの)すべてをひとつのユニットとして計画してきました。互いに助け合いながらそこに行くことをを計画しています。このプログラム全体が成功するよう、皆を一緒に正しい方向に向かわせるという考え方です」

 各シリーズに投入されるクルマの台数について尋ねられたクラウザーは、ウェザーテック選手権に各チーム1台の計2台、WECでは1台がフルシーズンのキャンペーンを行うこを示唆した。デイトナ24時間とル・マンには、パーツの入手状況やACOからの招待次第でさらに多くのマシンを持ち込みたいと考えている。

「サプライチェーンが非常に限られています。現実的に考えて、クルマを増やそうと思ってもパーツの調達が間に合いません」

「とはいえ、現在の計画には満足しています。最初の1年はタイトなままでいいのです。なぜなら、これは非常に複雑な新車であり、私たちはチームが確実に成功するために準備をしたいと考えているからです」

「あまり無理をすると、そこで問題が発生します。なので、初年度としては正しい動きだと思います。私たちはそこからどこに行くかを決めます」

「プログラムは、年月が経てば変わる可能性があります。このクルマでビッグレースに出るチャンスは5回。私たちはそれが理にかなったものになるように進化していくでしょう」

キャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーのリヤセクション
キャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーのリヤセクション
キャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーの走行イメージ
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